落語家の立川志らくが1月12日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)にゲスト出演し、闇営業騒動の当事者であるお笑いコンビ・雨上がり決死隊の宮迫博之とロンドンブーツ1号2号の田村亮とでは、世間からの扱いが大きく異なる点を指摘している。
宮迫と亮は過去に特殊詐欺グループの宴の席で後輩らと共に闇営業に勤しんでいた事実が発覚し、吉本興業から謹慎のペナルティーを受けていたが、亮に関しては10日に処分が解除され、舞台への出演から芸能活動を再開していくことを発表。しかし、宮迫については復帰の目処や吉本との雪解けムードの気配はなく、相変わらず表舞台からは遠ざかった日々を過ごしているのが現状だ。
亮が宮迫に比べて一足早く活動を再開させるに至った点について、志らくは「イメージが良いんでしょうね。人が良さそうだとか。ネットでパーっと(世間の声を)見たが、誰一人(亮を)悪く言ってない」と世論が早期の復帰を後押ししている事実を指摘するも、「亮君は良いけど、宮迫はヤダ」というネット上のコメントが多く見受けられることに関しては「可哀想なんですよ」と宮迫へ同情している。
「発覚当初に詐欺グループからお金は受け取っていないと嘘を付き、それを後輩にも強要したとされる宮迫がいまだに非難を浴びるのは自業自得かもしれませんが、闇営業そのものについては宮迫も亮もやっていることは同じで、また、昨年の内に吉本から謹慎を解かれているガリットチュウの福島善成やレイザーラモンHGらとも変わりません。それでも尚、“亮は良くて宮迫はダメ”との声が根強い点について、ネットでは『会見だろうなぁ。宮迫の涙はどうしても嘘泣きに見えたし、亮のは本当に後悔しての涙に見えてしまう』『因果応報。犯罪者からのギャラを一番沢山貰ってたのは厳しい。仕事ない後輩たちの為、というのが通らない』との指摘が上がっています。また、相方の田村淳の力を借りながら吉本と交渉し、“友情”や“コンビ間の絆”を感じさせた亮に対して、宮迫が選んだのは会社の実質的なトップであり、絶対的な権力者であるさんまからの全面的なアシストでしたから、ここでも印象はあまり良くないでしょうね」(テレビ誌ライター)
7月20日に実施したゲリラ会見での涙に嘘偽りは無かったと信じたいが、宮迫が世間からの許しを得るにはまだまだ時間を要することになりそうだ。
(木村慎吾)