中村倫也主演ドラマ「美食探偵 明智五郎」(日本テレビ系)の第3話が4月26日放送され、平均視聴率は前回と同じ8.6%と発表された。
新型コロナウイルス禍で、今春スタートのドラマが軒並み放送延期となっている中、予定通りに放送された数少ない作品の1つだ。なぜ、今作は予定通り撮影されているのだろうか。
「同ドラマは、老舗百貨店のボンボンで容姿端麗の美食家の主人公・明智五郎(中村)が、事務所があるビルの下でフードトラックで弁当を売る小林苺(小芝風花)を助手にして、事件を解明していくという物語。自身との出会いで殺人鬼と化したマグダラのマリアと名乗る女性(小池栄子)との知恵比べが見どころです。明智と小林の絡みはあるものの、路上もしくは、ムダに広い明智のオフィスというシーンが多い。オフィスでは、十分にソーシャルディスタンスが保たれていますが、2人の距離感からいえば離れたところで会話していても何の違和感もありません。また、犯人と対峙するシーンでもバイオレンス的要素はなく、静かに話し合うというスタンス。マリアはフランス在住ということで、直接の絡みはありません。だから、多少の場面変更はあったにしても、作品自体の世界観は変わらないので、撮影続行できているのだと思います」(別のドラマ製作スタッフ)
撮影には、注意に注意を重ねているとのこと。そんな距離感にも注目して視聴してみるのも一興のようだ。