特別定額給付金として、10万円の給付が決定しました。緊急事態宣言を受けて、休業や仕事量の調整を余儀なくされているワーママたちも多いことでしょう。また、子どもたちが自宅で過ごす時間が長くなると、学習や室内遊びにかかわる支出も増えているかもしれません。そんな子育て世帯にとっては、今回の給付が今後の生活を支える大きな財源となりそうです。
カラダノート社が2020年4月、『カラダノートママびより』のメルマガユーザー325人を対象に行った「新型コロナウイルスによる生活の変化」に関するアンケート調査では、100%が給付金を「申請する」と回答。この支給によって不安が緩和されるかどうかの問いには、約30%が「緩和される」と回答する一方で、48.6%が「不安は緩和されない」と回答したそうです。
さらに、主な使途としては「食費」「子供に関するもの」「家族で使うもの」が挙がった一方、「貯金に回す」という意見も寄せられたそうです。
多くのママたちが、給付金によって生活や子どもの学び・遊びなどが少しでも充実すると考えている様子。とはいえ、半数近くのママたちが今回の給付だけでは不安が緩和されないと回答していることから、自粛生活の長期化が予想され、不安が拭えない現状も浮き彫りになっているようです。今後も収入の安定が予想されないままでは、すぐに給付金を使い切らず、「貯金に回す」ことを検討する人も増えるのではないでしょうか。
今回の特別給付金が短期的に経済不安を緩和し、今後の生活への架け橋になることが期待される一方で、それだけでは改善されないという問題も。仕事や生活の自由が利かない分、さらなる補償が引き続き求められていきそうです。
(Nao Kiyota)