就職情報サービスを展開する学情が2020年4月、この月に20代専門転職サイト『Re就活』へ会員登録をしたサイト来訪者391名を対象に行った「テレワーク推奨を受けた、転職志向に関する緊急アンケート」によると、テレワークや外出自粛などによって時間ができたことで積極的に転職活動をするようになりましたか?という質問に、約70%が「はい」と回答したそう。
一方で、テレワークを実施していない転職希望者の「積極的になった」という回答は46.7%にとどまり、「テレワークによって一人で過ごす時間が増えたことで転職意欲が高まっている」という分析結果が発表されています。
また、「今転職活動をしようと思った理由」では、テレワークを実施している人は「景気が悪くなる前に転職したいから」という回答がテレワークを実施していない人より32.5ポイント高い結果に。「より成長性や安定性の高い企業で働きたいから」の回答も、テレワークを実施している人の方が14.1ポイント高かったそうです。
外出自粛による仕事や暮らしの変化が、今後の仕事について考えるきっかけになった様子。これまでの考え方は通用しないと衝撃を受けた人だけでなく、今までできなかったことに挑戦できる新しい可能性を見出した人もいそうです。今後、若者たちが選ぶ職業が大きく変化していくのかもしれませんね。
若者に限らず、「どんな仕事をしたいか」「どんなふうに働きたいか」という考え方が、ガラリと変わった人も多いのではないでしょうか。社会への新規参入側も、受け入れ側も、働き方には“新しい魅力”が求められていきそうです。
(Nao Kiyota)