6月29日放送の「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演した青木さやかが涙ながらに語った、実母との確執が注目されている。
青木はこれまでにも「亡くなった実母の子どもでよかったと感じることがなかった」などと、実母との関係性がよくなかったことをメディアで語ってきたが、そのたびに一部の人々から「どうして親を大切にしないんだ」「親に対する否定はみっともない」などと批判されたと告白。しかし「嘘をついて親が大切と言うよりは、前を向くために、親との関係を改善するために一度『嫌い』と言ってしまったほうがいいのかというチャレンジ」だったとも明かした。
番組で黒柳徹子から「お母さんの子でよかったと思えることが、そんなになかったのは辛いことだったんじゃない?」と問われると、青木は「母の子どもでよかったと思ったことがないので、よかったと思うのが幸せなのかわからない」「(どんなに努力をしても褒められたことがないので)安心感みたいなものは、私にはなかったのかもしれない」とハンカチで目を押さえながら正直に答える場面もあった。
ネット上では「毒親問題、特に毒母問題は女性同士でしか語れない」「身近だけれど、親子の数だけ解決法が違うと思う」「育て方を間違えたと子どもに言う親は子どもに責任を押しつけている毒親の部類では。親として間違ったと言ってほしい」など、2人の会話を発端に活発なディスカッションが繰り広げられている。
「それだけ良好な親子関係の構築が難しいということでしょう。青木さんは亡くなった母親から手紙を遺されたそうで、まだそれを読んでいないとも明かしていました。その理由は、もし母親からの愛情がいっぱい詰まった手紙だったら、これまで母親を憎んできた反省と後悔にさいなまれるだろうし、母親から青木に対する後悔と謝罪だったら、母から傷をもらって自身も傷つき、もしかしたら渡さなければよかったと母親が思っているかもしれないなどと考えてしまうからだと説明していました。47歳の青木さんがこじらせてしまった実母との関係性を正直に話してくれたことで、救われたと感じる人も少なくないのでは」(女性誌ライター)
自分を大切に楽しく生きることがいちばんの親孝行だと気付いたと語った青木。その言葉に共感する人は多そうだ。