元横綱貴乃花の長男でタレント・靴職人の花田優一が7月12日、YouTubeを辞めると宣言した。
花田はこの日の放送の冒頭、最近「そもそもYouTubeで配信を続けていくのが正しいのかという話になっている」と明かし、「YouTubeって媒体に向いてないんじゃないだろうかと」心が折れそうになっている現状を語った。
「花田さんは昨年11月にYouTubeを開始し、週1ペースで動画のない音声だけの、いわばラジオ放送のような形態での配信を続けてきました。時々動画を配信する回もあったのですが、チャンネルの登録人数はわずか600名程度と伸び悩んでいました。視聴回数も初回こそ4000回を超えましたが、その後は1000回前後で推移し、最近では数百回ということがほとんどでした」(IT系ライター)
花田は続けて「音楽を中心にしたラジオ放送をやりたかった」と、音楽に対する思い入れを示し、放送局ではない個人が配信で音楽をかける番組を作るのは著作権上困難だという現状を説明。Spotifyなどが提供するPodcastという形態なら可能性があるかもしれないと、現在調査中と語っている。
「花田さんはその後、子供の頃に父親が家庭で最高級のステレオを所有していて音楽を楽しんでおり、自身は子供の頃から音楽にもまれてきたと説明すると、小中学校の頃に好きだった音楽について語り出しました。洋楽中心だったと言いながらも、出てくるアーティストがGReeeeN、青山テルマ、Hilcrhymeと日本のアーティストばかりという天然っぷりもみせていましたね。海外に留学してからは古風なものに傾倒していき、相撲甚句や三味線に興味を抱き、そこからなぜかジャズに進むという不思議な展開でした」(前出・IT系ライター)
花田は放送最後に、今後はPodcastで配信をやるかも知れないとし、「ひとりでしゃべるのも飽きたし無理」「相方を作って面白い番組ができれば」と唐突に新規の方向性を示し、「また来週もよろしくお願いします」と結んだ。
今回が最終回かと思いきや、来週に続くのか、それとも習慣で“また来週”と言ってしまったのかは不明だが、視聴回数は20日夜の時点で200回少々と伸び悩んでしまっている。
ほとんど知られぬまま、花田はYouTubeの舞台からひっそりと去ることになりそうだ。
(石見剣)