最近は“3密”を避けるために人と会う機会が減っていますが、そんな今こそ、「口臭ケア」を徹底的にやっておくのがよさそうです。
口臭の原因といわれている一つに「舌苔(ぜったい)」があります。中城歯科医院 院長で歯学博士・鍼灸師でもある中城基雄さんが監修、「ウーマンウェルネス研究会 supported by Kao」公式サイト『ウェルラボ』で発表されたコンテンツによれば、舌苔とは、舌の中ほどからやや奥のほうについている“白いもの”のことで、その正体は菌。舌の上で白くなった舌苔には、嫌なニオイを発生させる「嫌気性菌」が住みついているのだとか。舌苔が増えれば増えるほど、口臭も出やすくなるといわれているそうです。
舌苔を取るには、「泡ハミガキ」を使用する方法があります。まずはきめ細やかな泡を舌にのせ、クチュクチュして口全体にいきわたらせた後で通常の歯磨きを行うと、泡に多くの菌を吸着させることができるのだそうですよ。
また、やわらかいブラシなどで拭き取るという方法もあるのだとか。歯科医師の倉治ななえさん監修「図解 むし歯 歯周病の最新知識と予防法」(日東書院本社刊)によると、やわらかい毛を使用した舌専用ブラシなどで毎朝1回行うといいそうですよ。
今のうちに口臭ケアをしておき、人と会うようになったら、すっきりした無臭の息で会話をしたいですね。