汗ばむ季節では、頭皮のニオイや髪のベタつきが気になりませんか?
毛髪・美容・健康といったウェルネス産業のアデランスが、毛髪診断士認定指導講師の伊藤憲男さん監修のもと2020年8月に公開した資料によると、頭皮には額から鼻にかけてのTゾーンの2倍もの皮脂腺があるため脂っぽくなりやすく、皮脂が原因で細菌が繁殖するとヘアスプレーやヘアコロンでは抑えきれないニオイが発生するのだとか。
暑い季節に頭のニオイトラブルを防ぐには頭皮を清潔に保つことが重要ですが、正しいシャンプー方法を知らない人も多いのではないでしょうか。同資料によると、次の5つのポイントを心がけると、細菌が繁殖しにくくなるそうです。
■乾いた状態で髪全体をブラッシングし、汚れやホコリを浮き上がらせる。ブラシは毛先からほぐすようにする
■髪と地肌を十分に濡らし、適量のシャンプーをしっかり泡立ててなじませるように洗う
■頭皮を指の腹でマッサージするように後頭部から前頭部に向かって揉み込む
■時間をかけて頭皮を意識しながら十分に洗い流し、もみあげや襟足にも泡が残らないよう注意する
■シャンプーの後は、主に頭皮を乾かすことを意識しながらしっかりと乾かす
シャンプー後に頭皮や髪を濡れたまま放置したり、シャンプーの洗い残しやすすぎ残しがあったりすると、細菌が繁殖しやすくなるのだとか。そのため、朝シャンを行う際は十分に時間を確保して、洗い残しや乾かし残しがないようにすることが大切だそうです。ベタつきが気になるからと、1日に何度もシャンプーをすると脂を取り過ぎて乾燥によるトラブルを招くため、こまめに洗う必要はないそうですよ。
暑い季節はメントール配合のシャンプーでさっぱりと洗い流したり、とくに皮脂のベタつきが気になる人はオイリー肌向けの頭皮用クレンジングを活用したりするのもよいそうです。
毎日のシャンプーを見直して、不快なトラブルを解消してはいかがでしょうか。
(Nao Kiyota)