あなたは対面でのコミュニケーションとオンラインでのコミュニケーション、どちらの方が好きですか?
タレント養成・マネジメントを行うテアトルアカデミーが2020年7月、全国の10~20代の男女500名を対象に実施した調査によると、「オンラインの方が自信を持って話せると感じることはありますか?」という質問に、「感じる」(3.4%)「どちらかというと感じる」(17.8%)と回答した人は合計21.2%だったそう。
その理由として、「何かあればいつでも逃げられると思うと、気がラクであるため」(大阪府・26歳女性)、「カメラに映るのが好きだから」(岡山県・28歳女性)、「人見知りだから」(東京都・28歳男性)、「対面でないので恥ずかしさがない」(京都府・高校1年生男性)などの声が寄せられていました。
10代・20代の人は、オンラインに慣れているだけでなく、中にはオンラインの方が安心してコミュニケーションを取れると感じている人もいるようですね。画面に映らない部分は身だしなみを整えなくてよかったり、自宅など安心できる空間にいながら画面上で会うことができたりと、対面よりも気苦労が少なく済むメリットがあるのでしょうか。
また、カメラに映る自身の顔を表示させてチェックすることができるため、相手からどのように見えているかを確認しながらコミュニケーションできるところも、安心材料の一つなのかもしれませんね。
ひと昔前は、対面でコミュニケーションが取れない場合は電話やメール、手紙など、音声か文字で言葉を伝えることが主流でした。言葉だけで伝えるとなると、表情が伝わりにくく誤解を招く可能性があるため、むしろ気を遣うこともありました。それに比べ、オンラインでのコミュニケーションは気軽さがあるようです。オンラインでの対話は、コミュニケーションへの苦手意識を払拭するツールとして、今後も大活躍するかもしれませんね。
(Nao Kiyota)