オフィスで、「いつも気が利いているな……」と思う人っていますよね。そういう人は、職場を心地よく変えてくれます。そんな気配り上手な人たちのテクニックを紹介していきましょう。
■電話の声が遠いときの対処法
快適生活研究会の「3分で美人ハンドブック」(PHP研究所刊)によれば、電話で相手の声が聞きとりにくいとき、「は?」とか「え?」などと言うのはNGなんだとか。一般的には「お電話が遠いんですが」「もう一度お願いします」というのがビジネスマナーですが、気配り上手な人はちょっと違うようです。
受話器を口から遠ざけて、こちらの声も小さく相手に届きにくいようにするのです。すると、相手は自分が聞き取りづらくなるので、そちらも自分の話したことが聞き取れなかったのだと気付き、たいてい声を大きくしてくれるそう。この方法は、相手に失礼にならずに気付いてもらえる手っ取り早い方法なんだそうですよ。
■仕事を頼むときの気配り術
前述の同書によれば、人に仕事を頼むときにはちょっとしたコツがあるとか。例えば、宛名書きを頼む際は「字がきれいだから」、取引先の贈答品を決めるときは「センスがいいから」など、“あなただから頼む”という理由をつけるのです。確かに、頼まれたほうは気分がよくなり、やる気が出ますね。
■相手の表情を確認しながら話す
研修マナー講師の三上ナナエさんによる「超一流の小さな気配り」(PHP研究所刊)によれば、人と話すときには相手の表情を確認しながら話すと、その人の言葉の意味だけでなく、言葉の感じや表情、態度などが読み取れるので、より正確に相手とコミュニケーションが取りやすくなるのだとか。大変そうにみえて、実はコミュニケーションが短縮でき、スムーズに行く方法かもしれませんね。
オフィスではこれらの気配術で、ぜひ周りから一目置かれる存在になってくださいね。