2020年9月にスタートしたマイナポイント事業。特定のキャッシュレス決済による買い物で還元されるポイントを受け取るにはマイナンバーカードが必要ですが、子育てママたちや子どもの申請率は高くないようです。
カラダノート社が2020年9月、『カラダノートママびより』メルマガユーザー129名を対象に行った調査によると、マイナポイントの認知度は約8割にのぼった一方で、既に申し込んだ人は20.9%にとどまったそう。「今後申し込む予定」と回答した人は50.4%で、「申し込まない」と回答した人も28.7%いたそうです。
マイナポイントの申し込みに必要なマイナンバーカードの申請率は約5割と、カード自体まだ持っていない人が多い様子。子どものマイナンバーカードについては、申請していない人が約7割もいるそうです。
また、同調査で「(自身の)マイナンバーカードを申請していない理由」を尋ねた結果、「手続きに手間を感じる」(69%)、「カード自体にメリットを感じない」(39.4%)、「情報漏洩への警戒感がある」(31%)などの声が届いたそう。
さらに、子どものマイナンバーカードを申請しない理由としては、「自分がマイナンバーカードを持っていない」(46%)、「育児の合間に申請する余裕がない」(39.1%)などの声が寄せられ、約2割が「今後も申請はしない」(18.4%)と答えたとか。
「顔写真が子どものままだと、将来更新するのが大変」、「まだ(子どもが)小さいのでちゃんとした写真が撮れない」などの声もあったそうで、日々成長する子どもならではの事情もあるようです。
申請手続きの煩雑さがマイナンバーカードやマイナポイント事業への申請を足止めしているケースが多く、中にはママ自身がマイナンバーカードにメリットを感じていなかったり不信感を抱いていたりすることも。子どもの申請率が高まるには、ママ自身の申請率が上がるのを待つ必要がありそうです。
(Nao Kiyota)