2020年9月3日に気象庁が発表した1ヵ月予報によると、10月2日までの期間は平年よりも気温が高いことが見込まれるとか。10月に入っても、熱中症対策には油断がならないようですね。
熱中症対策といえば「水分補給」ですが、子どもの栄養に詳しい学校栄養士の松丸奨さんのところには、保護者から「水やお茶では子どもたちが好んで飲まないのではと思うと心配」「いつも水やお茶では飽きてしまう」などの声が届くそう。
また、麦茶以外のお茶にはカテキンが含まれるものが多く、利尿作用によって水分が排出されるため、あまりオススメできないといいます。そこで、さっぱりとしていて飲みやすく、汗と一緒に失われがちなミネラルも補給できる「ミネラルレモン水」の作り方を教えていただきました。
【ミネラルレモン水】
〈材料〉
■ミネラルウォーター500ml/砂糖大さじ2/塩2つまみ/レモン汁大さじ2
〈作り方〉
1.材料を全て混ぜ合わせる
2.冷蔵庫で冷やして完成
※砂糖をハチミツに置き換えても美味しいとのこと。ただし、1歳未満の子どもにハチミツを与えるのは危険が伴うため、1歳以上のお子さまとお楽しみください。
「レモンの主成分はクエン酸です。クエン酸にはビタミンやミネラルの吸収を助けるキレート作用があり、この作用によって代謝が上がり、疲労の回復をサポートしてくれます」と松丸さん。また、果皮に多く含まれる香り成分のリモネンは自律神経の交感神経を刺激することが知られていて、集中力アップが期待できるそうですよ。
ミネラルレモン水はそのまま凍らせるとシャーベットに、ゼラチンを混ぜるとゼリーにと、スイーツとしても楽しめるそう。子どもたちが積極的に水分補給を行うための仕掛けとして、ご家庭に取り入れてみてはいかがでしょうか。
(美容・健康ライター Nao Kiyota)