9月25日放送の「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演した武田鉄矢が、かつて社会現象にもなった自身が主演するドラマ「3年B組金八先生」(TBS系)での名セリフ「人という字は、人と人とが支えあって立っている」をあっさり否定。金八先生の口調で「人という字は支え合っておりません」と明言したことが話題になっている。
武田は「“金八先生”でよく漢字の授業なんかやってたんですが、ハッキリぶっちゃけて言いますと、専門家の学者の先生からすると、半分ウソ八百」と切り出し、漢文学者の白川静氏によると、「人」という字は人を真横から見たところだと説明。さらに「大」は人が両手を広げて寝ているのを真上から見たところ、「休」は人が木に寄りかかって休んでいるのを横から見たところなどと事例を挙げ、黒柳徹子から驚きの声と納得のうなずきを引き出したのだ。
「ネット上では『今さら聞きたくなかった』『あの言葉に支えられた人は少なくないだろうし、もうそのままでいいんじゃない?』『事実より説得力と夢があったのに』など、正しい漢字の由来を明かすことで『人という字は、人と人とが支え合っていない』と否定しなくてもよかったのではないかと指摘する声が数多あがっているようです」(女性誌記者)
コロナ禍で対面コミュニケーションが減少している今こそ、「人という字は人と人とが支え合っている」と、信じていたいものだが。