お笑いコンビ・サンドウィッチマンの富澤たけしと伊達みきおが10月11日放送の「ボクらの時代」(フジテレビ系)の未公開SPに出演。富澤が普段ピンでバラエティ番組に登場しない理由を明かした。
サンドウィッチマンの2人とバイきんぐの小峠英二、西村瑞樹らが出演した6月21日放送分の中から、未公開シーンを再度編集された形で放送。小峠からサンドウィッチマンに向けて、「だいたいコンビで出てるじゃない。なんか決め事みたいなのはあるの?」と伊達と富澤が2人揃ってテレビに出演することが大半である点を指摘した。
富澤は、伊達から「あんまり1人で出たがらないよね」と振られると、「やっぱり伊達のツッコミありきで考えてしまうので」とコメント。漫才だけでなく、トーク中の自身のボケも伊達のツッコミを意識したものとなっているという。他の芸人からツッコミを受けるのも「いいんだろうけど」としつつ、「ここでこれを言っても、(他のツッコミ芸人が)分からなかったら突っ込んでもらえない…とか考えちゃう」と語っている。
伊達以外に自分のボケを気付いてもらえるかどうかが不安になり、結果的に「じゃあこれは言わないでおこうってなっちゃうから」とトークで消極的になってしまうことを懸念しているようだ。
「さすがは“好感度No.1”の仲良しコンビ。伊達からしても、自分のボケをしっかりと生かしてくれるのは伊達だけだと言わんばかりの富澤の発言には内心、ニンマリしているのではないでしょうか。たしかに富澤は2007年のM-1グランプリ優勝後に一気にバラエティ番組への出演が激増した際も、ひな壇から積極的にトークに関与することができず、あまりの消極さに伊達も『富澤が全然喋らないから俺がボケるしかない』とボヤき。最終的にはツッコミのはずの伊達がカロリーゼロ理論などの“ボケ”で脚光を浴びるという展開になりましたが、その背景には富澤による“伊達じゃなきゃダメ”だという絶対的な信頼があったようです。また、サンドウィッチマンと同じく、比較的コンビ仲が良いとされるタカアンドトシやブラックマヨネーズらもあまりピンでの活動を行なっていません。他のコンビに比べ、“2人で一つの作品である”という意識が強いのかもしれませんね。ネット上にもシャイな富澤が漏らした本音に対し、『互いの替えがきかないってことか』『どちらかが欠けても自分達の思うような仕事にならないと感じてるんでしょう』『視聴者にとっても富澤のボケには伊達のツッコミがしっくり来る』と好意的な反応が集まりました」(エンタメ誌ライター)
ブレイクするまでは家賃6万8000円の狭いアパートで共同生活し、長く苦楽を共にしてきた伊達と富澤。もはや2人にしか通じ合えないような阿吽の呼吸が存在するのだろう。
(木村慎吾)