タレントの小林麻耶が10月29日放送の「グッとラック!」(TBS系)に出演し、MCの立川志らくの発言に涙を流す場面があった。
この日、番組では長く継続してきた乳がん治療を一旦中断し、不妊治療に取り組む決断を下したお笑いタレントのだいたひかるを取り上げた。
愛する夫の子供をどうしても産みたいとして、命がけの不妊治療に挑んでいるだいたについて、志らくは「非常に難しい問題」で、自身の妻とも前日にこのテーマについて話し合ったと説明。「母親がいないと子供にとっては不幸なことじゃないですか。母親の責任放棄してもいいのかという話になった」とコメントした。
すると、志らくの「母親がいないのは子供にとって不幸」との表現について、2016年に妹の麻央さんを乳がんで亡くしている小林が「考えは人それぞれで、否定するつもりはないですが、志らくさんが先程、母親がいないのは不幸だと仰ったのは、私はそうは思いません」と反論。
続けて、「母親がいない人もたくさん居るし、母親に虐待を受けている人もいますし、母親がいない人が不幸っていう言い方は、私は個人的には嫌いです」「母親がいなくても不幸だと思ってほしくないし、その分、周りの人が愛情を注げば良いと思うし、母親だけの愛情じゃない。そういう言い方について、私の気持ちをお話しさせていただきました」と述べた。
これに志らくは「麻耶さんの仰る通りで、本当に周りの愛情があれば、それは不幸ではなく幸せになれる」と同調しつつ、「でも、私はやっぱり母親がいてくれたらいいな。純粋に今、子供がいた時は母親がいなくなったらどうするんだろうという気持ちから出た言葉で、母親がいない子が全て不幸だという意味ではありません」とも主張した。
「麻央さんが歌舞伎俳優の市川海老蔵ともうけた2人の子供とも仲が良い小林にとっては、看過できなかった表現だったのでしょう。ただ、志らくの“母親にはいてほしい”との見解も一般的に理解できるものであり、ネットでも今回の2人のやり取りについて『志らくさんの言葉も足りなかったとは思いますが、客観的に見ればそう思います』『論点はそこじゃない。小林は妹のことで反応しすぎでは?』との指摘もありました」(テレビ誌ライター)
まるで悪者のごとく反論された格好となった志らく。小林との掛け合いにやりづらさを感じていなければいいが…。
(木村慎吾)