9月3日にさいたまスーパーアリーナで開催された「東京ガールズコレクション2016 AUTUMN/WINTER」、通称TGC。05年から年2回開催されている今や国内最大級のファッションショーだ。基本はこれからの流行を先取りしたファッションに身を包んだモデルがランウェイを練り歩くのだが、中には「なぜその服装をしているのか?」とツッコミたくなるコスチュームで登場するモデルもいる。
「今回は道端アンジェリカにツッコミが集中しました。道端は白い大きな翼を背中に着け、白いロングヘアのカツラを被り、白いランジェリー姿で現れました。実はこの“大きな翼とランジェリー”はアメリカの大手ランジェリーブランド『ヴィクトリアズ・シークレット』のアイコン的コスチュームなんです。ヴィクトリアズ・シークレットの看板モデルたちは“エンジェルズ”と呼ばれ、ファッションショーでは新作ランジェリーと大きな翼を着けてランウェイを歩くんです。黒烏龍茶のCMでおなじみのミランダ・カーも07年からこのエンジェルズの一員です。しかし、TGCの観客である若い女性たちから見れば、道端の天使姿はエンジェルズのパクリにしか見えなかったようです。さらにカツラが似合っていなかったことから、『新宿二丁目のオネエ?』『罰ゲーム感しかない』などの悪口ばかり聞こえていました」(女性誌記者)
衣装をよく見せるためのモデルだが、今回ばかりは衣装もモデルも悪目立ちしてしまったようだ。