土下座強要疑惑で大きな注目を浴びている女優の鈴木砂羽。ワイドショーでは連日のように鈴木の話題を取り上げているが、その陰でこの件にはまったく無関係にも関わらず、トバッチリを受けた女優がいるという。女性誌ライターが言う。
「ニュースを聞きかじりしている人たちのなかには、土下座を強要したとされる女優が佐藤仁美だと勘違いしている人が少なくないのです。ネットでは『今になって二人がゴッチャになっていたことに気が付いた』という意見が続出し、なかには『どっちが土下座を強要してもおかしくない』と開き直るネット民もいるほど。外見は全く違うんですけどね」
2人とも鈴木と佐藤とありふれた苗字であるうえ、所属事務所も同じ。双方酒好きで、「よく見ると美人」というルックス面での評価も共通している。年齢は44歳の鈴木が7歳上と少し離れているが、37歳の佐藤はお局OLなど実年齢より高めの役を演じることが多く、多くの視聴者が二人を同世代とみなしているようだ。
それゆえ混同されてしまうのも致し方ないところだが、女優としての評価はまったく異なっているという。芸能ライターが指摘する。
「佐藤は『とと姉ちゃん』や『ひよっこ』など5本のNHK朝ドラに出演するなど、演技力を高く評価されています。テレビでは毒舌キャラとして恐れられていますが、撮影現場では面倒見の良さで知られており、スタッフからの人望も厚い。対して鈴木は『だんだん』『まれ』など、NHK・民放共にコンスタントに起用されるマルチ女優。ただ文学座出身のわりには演技力はそこそこと言われており、下積み時代が長かったためか、ドラマの現場では衣装に文句を付けるなど厳しい女優としてのイメージが定着しています。見分けるとすれば太めなのが佐藤、細いほうが鈴木です」
そんな評価はともあれ、佐藤にとっては身に覚えのないトラブルで勘違いされるのは迷惑千万。佐藤と鈴木はまったくの別人ということを、世間にもっと認識してもらいたいところだろう。
(白根麻子)