先日、来年9月での歌手活動引退を発表した安室奈美恵が26日に公式サイトを更新。安室は「私人である家族や、スタッフの自宅、職場などに過度な取材が連日続いております。マスコミの皆様どうかお願いです、家族、スタッフに対する過度な取材を止めていただけないでしょうか…何卒、ご理解の程よろしくお願い申し上げます」と取材自粛を求めている。
一時代を牽引した歌姫の引退発表に揺れるのはファン、マスコミとて一緒のようだが、度々話題になる一部マスコミの取材スタイルにはファンのみならず、世間からも批判が集まっているようだ。また、この安室の取材自粛要請が発信される前に、こうなることを予測し、コメントを出していたのが安室の大ファンである香里奈だ。
9月25日に名古屋・中京テレビで放送された情報番組「キャッチ!」で、安室の引退について香里奈は、「(安室の引退後は)いち個人の安室奈美恵になるわけじゃないですか。その部分をメディアは追わないでほしい」「引退にもいろいろ理由があると思いますけど、それを明かさないのが安室ちゃん。完全に1人のファンとしての思いです」と、マスコミの取材集中を予測し、安室のプライベートに踏み込んだ報道はするべきではないとコメントした。
この香里奈の発言は安室ファンから支持を集めているようだが、ネット上では「この人が言うとね…」「自分がマスコミに恨みを持っているように思ってしまう」「そりゃあんな写真出されてるわけだから」と、香里奈本人の切実な声として受け取る人も多いようだ。
「香里奈といえば、14年に週刊誌に掲載された大股開き写真が記憶に新しい。彼女は写真を漏洩された被害者ですが、そんな過去があるからか、香里奈がメディアへ取材自制を求めたコメントをした時に、どうしてもそのことが頭をよぎってしまう人が多かったようですね」(エンタメ誌ライター)
遠回しにマスコミ批判をしたのか、安室に自分の轍を踏んでほしくなかったのか、その真意は定かではないが、写真誌報道のインパクトは、世間の中に依然として残っているようだ。
(田中康)