バラエティ番組で人気の岡田結実が、今春放送のドラマ「静おばあちゃんにおまかせ」(テレビ朝日系)にてドラマ初出演にして初の主演を務めることが分かった。現在17歳の岡田はお笑い芸人・岡田圭右の実娘として知られるも、今では父親を上回る人気を誇るまでに成長。今回の抜てきに至った模様だ。
だが岡田のドラマ主演が発表されると、世間からは「演技の実績がないのに主演?」「オスカーのゴリ押しか」など、本人と所属事務所のオスカープロモーションに対する批判がわき上がることに。テレビ朝日ではオスカーの大先輩である米倉涼子が「ドクターX~外科医・大門未知子~」シリーズでヒットを飛ばしていることもあり、テレビ局側の忖度かとの声もあるようだ。そんな岡田の起用について、テレビ誌のライターがささやく。
「テレビ朝日は『ドクターX』だけでなく、オスカーの若手が数多く出演する『オスカル!はなきんリサーチ』も放送中。そして『全日本国民的美少女コンテスト』も中継するなど、オスカーとは蜜月の関係です。ただ今回の岡田のドラマ抜てきには意表を突かれましたね」
オスカーでは現在、有望な若手女優が枯渇状態だ。若手三羽ガラスの筆頭だった武井咲は電撃結婚からの妊娠で休業中。忽那汐里は映画に軸足を移し、ドラマへの出演は減っている。そして剛力彩芽はナイトドラマでこそ存在感を示しているものの、人柄のよさとは裏腹にいまひとつ活躍しきれていない状況だ。そしてその三羽ガラスに続く人材が育っていないのだという。
「有望株とされていた吉本実憂や小芝風花はなかなか芽が出ていないのが実情。昨年12月7日には毎年恒例の『晴れ着撮影会』が催されましたが、マスコミの注目は女優陣ではなく藤田ニコルに集まっていました。このままでは入れ替わりの激しい女優の世界で、オスカーの存在感が薄まりかねない。そこで現有戦力の中から知名度が高く、美人ぶりでは女優レベルの岡田を、女優兼任に路線変更させるつもりではないでしょうか」(前出・テレビ誌ライター)
そんな岡田の主演ドラマはテレビ朝日とオスカーの共同制作。プロデューサーにもオスカーのスタッフが何人も名を連ねており、オスカーからの持ち込み企画も同然だ。しかし岡田の人気とバラエティ対応力があれば、むしろ他のバラエティ番組に“ゴリ押し”したほうがいいのではないだろうか。
(白根麻子)