仕事や人付き合いなど、あらゆる人間関係ではできるだけ人から「嫌われたくない」と思うのが人の常。でも、思うがままに行動していたら、いつか人に嫌われてしまう可能性もありますよね。では、嫌われないようにするためには、いったいどうすればいいのでしょうか。
心理学者の内藤誼人さんの著書「ぜったい人に嫌われない技術」(河出書房新社刊)には、米国フロリダ国際大学のマリー・レビット教授が約600人の学生たちからここ5年以内に経験した困った人間関係を聞き出し、どういう人に困らされたのかを分析した結果が書かれています。
これによると、「相手がわがままだった」がトップで51.6%、次いで、「相手が自分の思い通りにしようとした」が50.5%、「自分の要求ばかり通そうとする」が45.8%でした。つまり、わがままな人に多くの人が困っているというわけです。ということは、わがままな行動や言動は避けたほうがよいということが分かりますね。
また、著述家で産業カウンセラーの植西聰さんの著書「嫌われないコツ」(ディスカヴァー・トゥエンティワン刊)によると、人は自分と同じような考え方、生き方、性格などを持った人たちを自然と好む傾向があるのだとか。そこで、嫌われたくない相手とは、まず相手と自分との共通点を探しておくのがオススメなのだそう。例えば読書が好きなら、読書の話を切り出すというわけです。
嫌われないためのヒントを紹介しました。気になる人は、ぜひ実践してみましょう。