歌手でタレントの和田アキ子が12月6日放送の「アッコにおまかせ!」(TBS系)に出演し、3日の会見で不貞を謝罪したお笑いコンビ・アンジャッシュの渡部建に関して言及している。
6月に週刊文春から女性との“多目的トイレ不貞”を報じられていた渡部。食通なグルメ芸人として様々な番組に出演し、その爽やかなルックスを武器に複数の大手企業ともCM契約を締結していたことから、スキャンダルによる違約金は“億レベル”にも及んだとされている。
会見において、渡部はこの莫大な金額に達した違約金に関し、「支払いは終わりました。払わせていただき、責任を持ちました」と説明。渡部本人が自ら億単位の違約金を支払い終えたと解釈した和田は「おっ、偉い、と思った」と感想を述べたが、その後、渡部の所属するプロダクション人力舎の関係者が「事務所が立て替えました」と明かした。
「払わせていただき、責任を持ちました」という、まるで自分で尻ぬぐいをしたようにも捉えられる渡部のコメントについて、和田は「これ、本当だったら、ちょっとイヤな感じしない?」と言及。続けて、「そういうこともちゃんと言えば良いの。全部、“言えません”と“本当に申し訳ない”しか無いから。結果、何の謝罪だったのか、何をしたのか全然分からへんのよ」と渡部の説明不足がマイナスに働いたと指摘している。
「さすがに人力舎としても、渡部の個人的な過ちによって発生した億単位の違約金を全て肩代わりするわけにもいかないでしょうから、“立て替えた”という説明の通り、少しずつ渡部のギャラから天引きしていく形になるのかもしれません。ただ、それをシンプルに『払わせていただきました』と表現して済ますのではなく、“一旦は事務所に立て替えていただき、少しずつ返していきます”と真摯に説明することはできたはず。多くの記者に囲まれ、パニックになってしまうのも分かりますが、この点にはネット上でも『最後までプライドが捨てられなかった感じですね』『払ったと払ってもらったでは全く意味が違う』『素直に言った方がまだ世間の応援をもらえたかもしれないのに』との反応が寄せられました」(テレビ誌ライター)
あらゆるアングルからの“フルボッコ”質問に対し、可能な限り誠意をもって対応していたように見えた渡部。だが、こと違約金に関する説明には和田を始め、世間も若干の違和感を覚えたようだ。
(木村慎吾)