お笑いタレントの今田耕司が12月12日放送の「特盛!よしもと 今田・八光のおしゃべりジャングル」(読売テレビ)に出演し、3日の会見で自身の不貞騒動を謝罪したアンジャッシュ・渡部建について言及している。
番組では、200人もの記者を相手に質疑応答を繰り返し憔悴した様子の渡部を取り上げ、リポーター陣からの踏み込んだ問い詰めに対し、しどろもどろになって答えている姿を伝えた。
これについて、今田は「(会見を)見てて思ったのは、渡部やからとか責められへんなというか。こんな(大勢の記者から問い詰められる)経験したことないし、パニックなるし、当然汗だくになるて」と緊張してしまった渡部に同情。続けて、「最終的に思ったのは、原田龍二さんがいかに肝が座ってたか。遡ってスゲェな、と思って」と“4WD不貞”で世間を騒がせながら、全てを告白した潔い謝罪会見で逆に好感度を高めた俳優・原田龍二の逆転劇を絶賛している。
また、今田は渡部が不貞の過ちを犯すに至ってしまった心境などをはっきりとは説明せず、ボカしながら表現していた点に苦言を呈すと、渡部が無意識にやっていた“とあるクセ”もマイナスに働いたと分析した。
今田によると、「渡部は一回(相手の意見を)否定してしまうクセが多分ある」という。そのクセが原因で世間の心証を悪化させた可能性があるとし、「『いやでも、自分なりにはこうだったんですけど、皆さんがそう言うならそうかもしれませんね…』とか。後輩でもおるんですよ。『いや、ちゃうんすよ…』(から言い始める人間が)。“ちゃうんすよ”じゃないやん。そこからよう話を聞いたら、俺が最初に言うてたことやろ?っていう。その時間なに?っていう」と具体的な例を挙げながら説明している。
「渡部について、今田は『心理学やってたはずなのになぁ~』と首を傾げ、ことさらに他人からの“見られ方”や、自分の“魅せ方”を気にしていたはずの渡部が、なぜそのような事態になったのかを不思議がっていました。実際、渡部は大学時代に心理学を学んだことを武器にし、2012年には『ホメる技術』なる著書を出版。恋愛心理学を駆使した連載も好評で、バラエティ番組でも“合コンで役立つ恋愛心理学”などを披露して関心を集めていました。そんなスマートなデキる芸人だった渡部ですが、やはり多くの女性記者に囲まれた中ではさすがの“恋愛心理学者”もお手上げ状態だったのでしょう。ネットではそんな渡部に対し、『人生を成功させる為の心理学の本を出してましたよね。その本買った人、今頃どう思ってるのかな…』『心理学を勉強しても正常なメンタルの時にしか活用できないなら半分くらいしか意味を成さないよね』『心理学っていっても心理テストレベルでしょ。恐らくはモテの為だし』との反応が寄せられました」(テレビ誌ライター)
渡部には最も基本的な「謝る技術」が欠けていたのかもしれない。
(木村慎吾)