若い女性に人気のブランド「noalice by ryuyu」が公式サイトで2月2日、タレントのゆきぽよこと木村有希がデザインしたアンダーウエアに模倣疑惑があることを報告し、該当商品を回収・返金対応するとした問題が波紋を広げている。
2月4日に発売された「週刊新潮」によると、同社のサイトで“ゆきぽよプロデュース”と謳われている商品のうち、何点かのデザインが他の通販サイトで扱われている商品と酷似しているとし、他社サイトに確認したところ、「同じ商品」であると明言したという。
どうして同じ商品が複数の通販サイトで販売されることになったのか。他社サイトの関係者は「中国で生産を受注した工場は製品の一部を横流しすることが度々あり、結果的に同じ商品が複数サイトで出回る」と、そのからくりを明かしている。
ゆきぽよサイドが横流しされた既製品を買い付け、独自デザインと称して販売しているのではないかと、記事は記している。
木村の所属事務所社長は「週刊新潮」からの問い合わせに、「きちんと頑張って(木村)本人がデザインしているのは事実」と回答しているという。
こうしたトラブルに「noalice by ryuyu」公式サイトはゆきぽよプロデュース商品について「木村有希さんのデザイン案を元に、弊社と木村有希さんとで綿密な打ち合わせ等を経てデザインイメージを作成し、弊社が海外の生産工場にそのデザインイメージを伝え、サンプルの作成等を行ない商品化をしております」と説明。
疑惑の商品に関して生産工場に確認したところ、「サンプル制作の中で既に工場で生産したことのある既存品が混在してしまった可能性」と、「生産工場が他者に(ゆきぽよデザイン)製品を横流してしまった可能性」があることがわかったのだという。
「ただ、自身のデザインではない既製品が混じっていたとしたのなら、ゆきぽよサイドもすぐに気づくのではないでしょうか。デザインについて綿密に打ち合わせをしていたというのならなおさらです」(通販サイト関係者)
となると、ゆきぽよデザインの製品の一部が生産工場から他者に横流しされ、別の通販サイトで売られてしまったということになるのか。そうであるなら、ゆきぽよの“パクリ疑惑”は晴れ、彼女自身が被害者であるということになるのだが…。
いずれにせよ、ゆきぽよにとっては交遊男性が法律違反の薬物所持で逮捕されていたことが明るみになったことに続くトラブル発覚。これ以上イメージダウンとなる問題が出ないよう、ゆきぽよはお祓いでもしてもらった方が良いかもしれない。
(石見剣)