タレントのJOYが2月9日に東京都内で開催された「auじぶん銀行」行名変更1周年記者発表会に出席し、かつて所属事務所に抱いていた“お金の不満”を漏らしている。
女優・倉科カナと共にイベントに登壇したJOYはトークセッションの中で、デビュー1年目の“ギャル男”時代の写真を紹介され照れ笑い。ファッション雑誌「メンズエッグ」の専属モデルとして人気に火がつき、芸人顔負けのトーク力も兼ね備えていたことから、「年間500本くらいテレビに出てた」という。
しかし、なぜか給料は「10万円でした」とし、どれだけテレビに出演しても給料額が変わらない固定給だったと説明。「家賃9万5000円の家に住んでいたので大変でしたよ」と当時の逼迫した懐事情を振り返っている。
「今では、妻でモデルのわたなべ麻衣を始め、昨年10月に生まれた第一子と共に『頑張って良いマンションに住んでいる』というJOY。ただ、過去には幾度か、固定給への不満を嘆いてきた経緯があり、ブレイク直後の2011年には給料システムの影響で『アパレルの会社員をしていた時の方が儲かっていた』と説明。その後もお金の不満は続き、2013年12月に登壇した初出演映画の舞台あいさつでも、『稼ぎたいし、色々買いたいものがある』としながら、『固定給なんだよね。働いても(給料が)変わらない。来年は社長と給料の交渉に挑戦していきたい』と嘆いていました。2011年から2013年といえば、JOYのキャリアの中でもかなり多忙だった時期。当時の給料が10万円だったのであれば、事務所からするとかなりコスパの良いタレントだったでしょう」(芸能記者)
なお、JOYは2016年1月に出演した「ボクらの時代」(フジテレビ系)でも、かつての固定給をネタにしていたが、「事務所がケチということではなく、そういう契約をしていた」とも説明し、徐々に不満節はトーンダウン。
この頃あたりから出来高制へと変更し、“良いマンションに住める”ほどの高給取りへ上り詰めたのかもしれない。
(木村慎吾)