「104事件」をご存じだろうか?
といっても、1932年に起きた「515事件」や、36年の「226事件」のように反乱、クーデター未遂といった物騒な事件ではない。「104=トシ」、つまりはかつてジャニーズ事務所に在籍していたタレント・田原俊彦にまつわる、ジャニーズ事務所の合宿所で起きたという、ほのぼのとした出来事である。
フジテレビ視点のエンタメ情報が満載なYouTubeチャンネル「フジテレビュー!!」に、80年代中盤以降、一世を風靡したアイドルグループ「少年隊」のメンバー・植草克秀が出演。3月16日に〈植草克秀が独立後初めて語る!合宿所時代の思い出は…「104事件」【オヤジンセイ】〉とタイトルをつけた投稿で、「104事件」を振り返っている。
植草は、田原はじめ、近藤真彦、野村義男で構成された「たのきんトリオ」のバックダンサーを務めていた経歴がある。ある日、合宿所で「104」と記されたいちご牛乳を飲んでしまった植草。「あ…104(トシ)だ…」と後になって田原のものだと気づき、慌てて同じものを買いに走ったという。結局バレてしまったが、許してもらったとのこと。
また、今度は自分が好物にしていたという北海道で購入したメロンゼリーに番号をつけて冷凍庫にしまっておいたところ、これもなくなっていた。「誰だ!食ったのは!」と問い詰めたところ、SMAPの元メンバー「中居正広が食べた」ことが発覚。そんな犯人探しをするようなやり取りがむしろ楽しかったと言いながら、合宿所時代を振り返ったのだった。
植草は昨年いっぱいでジャニーズ事務所を退所。前述の田原、中居と同じく、「元ジャニーズ」となった。公の場で明るく振り返ることのできる時代になったのだな…と感慨深く思えるのは筆者だけだろうか。
(ユーチューブライター・所ひで)