「準備をしていなかったのに、生理が始まってしまった」「寝ている間の経血漏れが気になる」など、経血量の多い1~3日目は、紙ナプキンだけでは服や布団カバーに響かないかソワソワしてしまいますよね。そんな場合は、次のようなアイテムで快適に過ごしてはいかがでしょうか。
■タンポン
タンポンは、仕事中に長時間生理用ナプキンを取り替えることができない場合や、大きく体を動かす運動中などに便利なアイテムです。生理用ナプキンよりも長時間使用でき、ハードに動き回っても漏れにくく、経血が流れる感覚がないため、生理中でも違和感なく仕事や運動をしたいときに適しています。
一方で、使用法に慣れるまで苦労したり、取り忘れによるトラブルがあったりするなどのデメリットも。使用するときは、使用上の注意点をよく理解して取り入れたいですね。
■月経カップ
月経カップは、シリコン製のカップを膣内に挿入し、経血を受け止めるアイテム。カップ内に溜まった経血を捨てて洗浄することで、繰り返し使用することができます。そのため、生理用ナプキンよりも経済的な点や肌トラブルを防ぎやすい点がメリットです。一方で、カップと経血を体内にとどめておくことになるため、衛生面には十分に注意をする必要があります。
■給水パッド付きサニタリーショーツ
タンポンや月経カップなどに抵抗がある方も取り入れやすいのが、紙ナプキンと生理用ショーツの機能を併せ持つサニタリーショーツです。長時間の使用には向きませんが、定期的に取り替えたり生理用ナプキンと併用したりすることで安心して使用することができます。繰り返し使用できるところもうれしいポイント。ショーツを洗う必要があるため、使い捨ての生理用ナプキンより手間がかかるというデメリットもあります。
生理用ナプキンだけでは不安な場合は、これらのアイテムを使用することも一つの方法です。衛生面や使用上の注意点に留意しながら生理中の不安や不快感を軽減させ、快適に過ごしてはいかがでしょうか。
(Nao Kiyota)