5人体制のTOKIOがついに終わり、長瀬智也がグループを脱退。ジャニーズ事務所からも退所した。およそ31年間にわたる芸能活動が終わったことになる。
メンバー最年少で弟キャラの長瀬は若い頃、大雑把な性格だった。当時から何度も“帝王”東山紀之を呆れさせていたという。
「合宿所に住んでいた時は、部屋がゴミ箱のよう。じゅうたんは服で覆われて、底が見えなかったといいます。訪れたヒガシは、どこに長瀬がいるのかわからなかったとか。ある日、ヒガシは長瀬にスイカをプレゼントしました。合宿所で食べようと思った長瀬でしたが、そのまま冷蔵庫の野菜室に入れて食べることなく2年が経過。勇気を出して取り上げたら、見たことがない珍キノコが生えていたそうです」(アイドル誌ライター)
東山が10代の頃のTOKIOとV6におごった総額は、ざっくり5000万円ほどと言われている。ひと晩で100万円も使ったこともある。事務所のスタッフから、「(おごらなければ)家一軒分が建っていたよ」と言われた。大食いだった長瀬は、焼肉屋でカルビを26人分も一気にたいらげている。
この数年でジャニーズの天然系といえば、King & Princeの平野紫耀と岸優太と言われているが、トップは94年デビューの長瀬といっても言い過ぎではない。
「合宿所で、どこの国のお菓子かわからないものを食べていたそうです。よく見ると、ドッグフード。親友のKinKi Kidsの堂本光一から指摘された時は、さすがに慌てたらしい。光一いわく、『長瀬は遺伝子のまま生きてる』人だとか」(前出・アイドル誌ライター)
天真らんまんキャラの長瀬は、ジャニー喜多川さんにも愛された。かつて愛車のフロントに金具で「長瀬参上!」と彫られたことがある。それでも、笑って許したという。
常軌を逸した豪傑実話に事欠かない長瀬。失うジャニーズの損失は、決して小さくはない。
(北村ともこ)