「職場復帰目前。子どもは一足早く保育園生活がスタートするし、子どもを園に預けている間に一人時間を満喫したりしておこう」と思いきや、思っていたほど時間を作れず、「むしろ入園前より忙しい!」というママも多いのでは? 実は、“慣らし保育”の期間って意外と慌ただしいんです。
■慣らし保育は1~2時間からスタート
園のルールによって、またママの職場復帰日までの期間や子どもの様子によって、慣らし保育の時間や期間は変わるために一概にはいえませんが、多くの場合、1~2時間の保育からスタートして徐々に保育時間を延ばしていきます。
筆者は、1時間の保育が数日間続きました。自宅から保育園までの距離が短ければ、送迎の時間を除いて30分程度は自宅で家事や休憩ができたりしますが、遠距離通園の場合は子どもを園に預けて自宅に戻ると、既にお迎えの時間に間に合わないということも。近くのスーパーやデパート、カフェなどで、お迎えの時間まで待つというママも多いようです。
緩やかな慣らし保育の方が子どものストレスが少なく安心ですが、ママは保育園に預けない日よりも忙しくなってしまいがち。初日の保育時間や復帰日までの慣らし保育のスケジュールは事前に確認して、その間の過ごし方をイメージングしておくと安心ですよ。
■保育時間が短いうちは、帰宅後も大変!
最初のうちはほとんどの時間を泣いて過ごす子もいますし、元気に遊んでいる場合でも、慣れない環境で疲れやストレスを感じている子が多いもの。慣らし保育から帰宅してもなかなか機嫌が直らなかったり、お昼寝や食事、睡眠のリズムが崩れたりと、入園前より手厚いママのサポートが必要なケースが多いです。
■思ったより登園できないケースも
新しい環境で過ごすと体調を崩しやすく、頻繁に園を休んで病院へ連れて行くことも。ママも一緒に体調を崩してしまい、「やりたかったことが少しも進まない……」という事態も想定しておく必要があります。
子どもにとっても、ママにとっても試練になりやすい“慣らし保育”期間。できるだけスケジュールは緩く設定し、お互いにゆったり過ごす時間を増やすのがオススメです。じっくり子どもと向き合える時間も大切に、復帰に向けて心身を整えてくださいね。
(Nao Kiyota)