おうち時間が増えている今、“コロナ太り”に悩んでいる人も多いでしょう。太ったわけではないけれど、運動不足を感じているという人もいるはずです。
そんなコロナ太りや運動不足解消にぴったりなのが“歩く”こと。プラスアルファのエクササイズではなく、普段の通勤や買い物時の歩く行為にちょっとした工夫をプラスするだけで、筋力がアップして痩せやすくなり、それが老化予防にもなるといわれているのです。その方法を2つ紹介していきましょう。
■階段を下る
トレーナーの坂詰真二さん監修「1日1ページで痩せる ダイエット最強の教科書」(日本文芸社刊)によると、階段は無料のジムなんだそう。階段は下りるだけでOK。これを続けるだけで足腰が鍛えられ、基礎代謝をアップさせて痩せやすい体を作ることができるのだとか。1日4フロア分、階段を下りることが推奨されています。
痩せる階段の下り方は、背すじを伸ばした姿勢を心がけ、慌てずに一段ずつゆっくりと下ること。このとき、膝とつま先は正面に向けることが大切。外を向いてしまうと筋肉が効きにくくなるうえ、膝に負担がかかってしまいます。こうなると、せっかくのトレーニングが効かなくなってしまい、痛みも出てしまう恐れも。簡単なのでぜひ始めてみましょう。
■インターバルウォーキング
インターバルウォーキングとは、1分ごとに速歩を取り入れる方法です。例えば、1分普通に歩き、1分速歩きをし、また1分普通に歩くというもの。国立長寿医療研究センター副院長の荒井秀典さんの著書「寝たきりにならずにすむ 筋肉の鍛え方 かんたん体操&栄養知識でいつまでも歩けるカラダに!」(河出書房新社刊)によれば、速歩きといってもそれほど激しく速度を上げなくてもよく、少し息が上がる程度でOKとのこと。こうした繰り返しを行うことで、筋肉細胞のミトコンドリアが増え、筋力がアップするそうです。
痩せたい、老化したくないという人は、日々の歩くシーンで、ぜひこれらの方法を実践してみてはいかがでしょうか。