俳優の岡田健史と所属事務所スウィートパワーの対立に新たな展開があったようだ。
6月22日発売の「女性自身」によると現在、岡田は事務所に対して契約解除を求めて裁判所に仮処分を申し立てているが、主張が真っ向から対立して泥沼化。ついに岡田から怒りの新主張が飛び出したという。
同記事によると岡田は裁判のなかで契約解除後に芸名である“岡田健史”ではなく、自身の本名で活動する意向を強く示しているという。同時に、そのことについて事務所が関与しないことも求めているという。
裁判は事務所独立が争点のはずだが、なぜそこで一見関係ないと思われる本名での活動を主張するのか。それは名前の由来にあるという。
そもそも岡田が事務所独立を主張するようになったきっかけは事務所への不信。事務所社長による所属タレントのハラスメントや社員のモラハラが報じられたことが決定打になっている。岡田はデビュー当初から社長に強い期待を寄せられており、社長の名字「岡田」が芸名に使われるほどだった。
つまり、岡田にとって事務所を退所するだけでなく、社長からもらった芸名を捨てて本名で活動することが、イチから出直す“証し”になるということ。事務所もまた「岡田が芸名ではなく、本名で活動していく意思を示していることは事実です」と認めているという。
ネットでは《裁判までして移籍を求めるなら、ご本人には譲れない強い思いがあるのだろうな。もう関係修復は難しそうだし、事務所にとってもイメージが悪くなる気がするし、本人に好きにやらせたらいいのに》《もっとマシな事務所だったらよかったよね。ここの事務所は問題ありすぎだし。事務所によっては本名さえ奪う所だってあるし。芸能界って怖いなあ》《ハラスメント社長と同じ苗字の芸名なら、変えたいのは当然。自分の苗字をタレントの芸名にするとか気持ち悪い》など岡田を擁護する声が圧倒的だった。
「事務所退所や移籍に伴う芸能人の改名はこれまでにもありますが、多くは事務所が商標として権利を保有しているため“改名せざるを得ない”ケースがほとんど。そのため今回の件は珍しい事例と言えます。改名はこれまでのイメージを変えることにもなるため、諸刃の剣ともなり得ます。そこにリスクを抱えてでも事務所を離れたいという岡田の決意が読み取れます」(芸能記者)
現在は初の主演映画も撮影中という岡田。本来は俳優の伊藤健太郎が演じる予定だったが、昨年10月にひき逃げ事件を起こしたことで降板。代役として岡田に白羽の矢が立ったという。
果たして、映画公開までに岡田は“新しい名前”でクレジットに載ることができるだろうか。
(柏原廉)