コロナ禍で外出自粛やリモートワークが続いています。同時に、夫婦が一緒にいる時間も増えている状態のようです。
情報通信業のSheepDogが2021年4月に実施した『リモートワークをする男性が感じる、妻との関係性の変化に関するアンケート』と『リモートワークをしている夫に対する、妻の本音に関するアンケート』によれば、「リモートワークとなり、相手をうっとうしいと思う」と回答した割合は、夫の15.75%に対して妻は34%という結果に。
とくに40代の男女差が大きく、夫が17.29%、妻が42.44%でした。妻のほうが、夫と常に一緒にいることに対してネガティブなイメージを持っているようですね。
では、この夫の“うっとうしさ”には、どんな対策があるのでしょうか。どうやら、年収と家の広さが鍵を握っているようです。
同調査で「夫がリモートワークになったことで一緒にいられる時間が増えてうれしい」と回答した妻たちを世帯年収で絞り込むと、世帯年収800万未満の世帯は17.24%。一方、世帯年収800万以上の世帯は39.02%となり、世帯年収800万円を境に2倍以上もの差が生まれる結果となりました。
SheepDogの推測によれば、年収が高いほうが広い家に住めるので、空間的にお互いのプライベートを守りやすいのかもしれないとのこと。また、高収入のほうが家事代行やベビーシッターなどを雇うことができるため、家事や育児ストレスが軽減されて、夫のうっとうしさも感じないのかもしれませんね。
夫がうっとうしいだけで済めばいいのですが、コロナ離婚に発展するケースもあるようです。まだまだ続く自粛生活。年収や家の広さは急に変わりませんが、空間の使い方や家事・育児をうまく工夫して、夫との関係をポジティブに改善していってはいかがでしょうか。