六本木の多目的トイレを使った不貞が明るみになり、芸能活動を謹慎中のお笑いコンビ・アンジャッシュの渡部建だが、2つのテレビ局が復帰を模索中だという。7月10日、「週刊女性PRIME」が報じた。
昨年6月、妻で女優の佐々木希を裏切る複数女性との不貞を報じられ、全てのレギュラー番組から降板し、1年以上が経った現在も謹慎が続いている渡部。昨年末には大晦日特番「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」(日本テレビ系)の「絶対に笑ってはいけない」SPでの復帰も決まっていたが、世論の反発を受け、最終的にはお蔵入りに。その後は、豊洲市場でのアルバイト報道もあり、猛省の日々を過ごしていると思われる渡部にようやく朗報が入った。
同誌は「騒動から1年、ふたたび彼の起用を口に出すテレビマンが現れ始めている」とし、業界関係者による「バラエティ業界では今、渡部さんの復帰を画策しているテレビマンが少なくないと聞きます」との声を紹介。具体的な番組は、「ガキ使」と、「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」(TBS系)だという。
いずれも渡部を出演させることによる賛否を含めた注目度の高さが狙いだというが、同誌は復帰に向けた課題が2つあると指摘。1つは、共演者から不貞をイジられた際、避けては通れないワードである「多目的トイレ」をどのように扱うのかというもの。同誌はそれを乗り越えられるかは渡部の覚悟次第だとし、もう一つの課題には不貞をされた側である佐々木の立ち位置にあるという。
結婚時の渡部のタレントイメージは、グルメや心理学など様々な知識に精通したスマートな芸人だったものの、今後しばらくは不貞をイジられる芸人となり、佐々木はそうした「笑われる渡部の妻」としての立場に耐性があるのかどうかがポイントになる。これらの課題をクリアしない限り、渡部の復帰案が実現に向けて前進することは難しいかもしれない。
「しかし、渡部としてもこのまま永久に謹慎生活を続けるわけにもいきません。『金スマ』では過去に不貞発覚で猛バッシングを浴びていたタレントのベッキーや、闇営業騒動から復帰を果たしたロンドンブーツ1号2号・田村亮らを出演させ、スキャンダルに関するストレートな質問をぶつけたこともありました。MCを務める中居正広の圧倒的な好感度の高さや、きめ細かい配慮、そして芸人MCとは異なり、なんでも笑いにするというスタンスではない点が、渡部の復帰見届け人として適しているかもしれません。とはいえ、ネット上にはいまだに渡部の復帰に対する反発の声が多く、今回の報道についても『渡部はいじられるゲスキャラにはなりきれないと思う』『女性の視聴者は多数が不愉快な思いになる』『復帰させようと動くテレビ局の神経を私は理解できません』『失った信用を取り戻すのは本当に難しいと思う』『別の道を目指したほうがいい』などと冷めたリアクションがズラリ。渡部を見たい人だけが見ることのできるYouTubeでの復帰を勧める声もありました」(テレビ誌ライター)
これまで、具体的に渡部の復帰を画策していると報じられたのは日本テレビのみだったが、今回新たにTBSも名乗りを上げているとされ、徐々に希望の光が見え始めた渡部。お蔵入りに終わった昨年末の失敗を教訓とし、次なるチャンスはしっかりとモノにしてほしいところである。
(木村慎吾)