夏は薄着になるためダイエットのモチベーションが高まりやすい季節ですが、同時に無理なダイエットで不調を起こすこともあります。そのため、ダイエットを行うなら次のような点に注意しましょう。
■運動場所や時間帯に気を付ける
暑い時期に激しい運動を長時間続けると、脱水症状や熱中症などさまざまな不調のリスクが高まります。ダイエットと同時に美肌づくりも行いたい場合は、とくに注意が必要。炎天下での激しい運動や紫外線の降り注ぐ場で長時間過ごすことは、できるだけ避けましょう。暑さや日差しの強い時間を避けて運動をする、温度や湿度を管理した室内で運動をするなどの工夫が重要です。
■冷たいもの・あっさりしたものばかりを食べないようにする
「暑いから……」と冷たいものばかりを食べて体を冷やすと、代謝が低下しやすくなります。また、そうめんなどあっさりしたものばかりを食べ続けると、栄養バランスが偏りやすく代謝低下の大きな原因になり得ます。そのため、夏でも温かい料理で体内を温めたり、栄養バランスを整えたりすることが重要です。とはいえ、熱いものばかりでは気分的にネガティブになって、ダイエットのモチベーションを維持しにくくなりますから、冷たい冷奴を食べたり温かいお味噌汁を味わったり、上手にバランスを取りましょう。
■汗をかけば痩せると思い込まない
運動ではなく温度調節のための発汗では、大きなエネルギー消費が見込めません。逆に、室内を快適な温度に保って発汗量を抑えても、しっかり体を動かしていればそれだけエネルギーを消費します。汗をかくことも重要ですが、それだけにとらわれずに体を動かす工夫を取り入れましょう。不快指数を上げることよりも、不調を防ぐ快適な環境下で運動量を増やす方法を考えてください。
温度や日差し、湿度による不調を避け、代謝を高める豊富な栄養を摂り入れ、たっぷり体を動かすこと。心地よく続けられる運動と日々の健康管理で、美しいボディラインを実現してくださいね。
(美容・健康ライター Nao Kiyota)