俳優・唐沢寿明主演のドラマ「ボイスII 110緊急司令室」(日本テレビ系)の第4話が7月31日に放送され、元交際相手から暴行を受けて拉致される港東署ECUに配属されたばかりの新人室員・小松知里役を演じる藤間爽子の迫真の演技に注目が集まっている。
このドラマは、2019年7月期に放送された前作の第2弾。緊急司令室(ECU)を舞台に唐沢演じる敏腕刑事・樋口彰吾と真木よう子演じるボイスプロファイラー・橘ひかりが、声を手掛かりに様々な事件に立ち向かうサスペンス。第3話で知里は、仕事帰りを付け狙っていた元恋人・前園に殴られ気を失い、誘拐されてしまう。
しかし、第4話では危うく首を絞められそうになるも応戦。負傷しながらも追跡に加わり樋口たちECUの仲間たちと事件解決に挑む姿には、「一皮むけた」「ゾクゾクする」など、高い評価のコメントがネット上に寄せられている。
「藤間は今年2月、日本舞踊の流派の一つ、藤間流の流れをくむ紫派藤間流の三代目家元として“藤間紫”を襲名した話題の日本舞踊家。女優としては劇団『阿佐ヶ谷スパイダース』に所属して数々の舞台に出演。今年3月に上演された『いとしの儚』ではヒロインを演じるなど、透明感と存在感のある演技に注目が集まっています」(週刊誌記者)
2017年には、有村架純主演の朝ドラ「ひょっこ」(NHK)や、2021年には広瀬すず主演ドラマ「ドラマWスペシャル あんのリリック‐桜木杏、俳句はじめました‐」(WOWOW)にも出演。今回の連ドラ初レギュラーを前に「(知里は)自分の弱さや恥みたいなものをうまく人に相談できず、1人で抱え込んでしまう。私も結構そういうタイプ」と共感を寄せ、「警察官としての知里と1人の女性としての知里、両方を見せられたら」と役柄への熱い思いも口にしている。
「祖母に当たる初代・藤間紫は、テレビや映画、舞台で活躍して菊田一夫演劇賞や読売演劇大賞などを受賞。日本舞踊の家元、そして女優として大輪の花を咲かせました。同じ二足の草鞋を履く三代目にも、大きな期待が寄せられています」(前出・週刊誌記者)
今回のドラマで、ぜひ爪痕を残してほしいものだ。
(窪田史朗)