タレントの若槻千夏が8月7日放送の「おかべろ」(関西テレビ)に出演し、「ずっと嫌いだった」という芸人の名前を明かした。
17歳で鮮烈なデビューを果たした若槻はバラエティ番組から引っ張りだこだったという2000年代を振り返り、当時の大物MCらの特徴やスタイルをメモに書き留めていたと回顧。進行を務めるお笑いコンビ・NONSTYLEの石田明から、「(当時の)相性がよくないと思ったMC」の名前を聞かれると、若槻は「私、芸能界入って、唯一ずっと嫌いだった人がいて。ナイナイの矢部さんなんですよ」と相方・岡村隆史を前にして、ナインティナイン・矢部浩之を名指しした。
どうやら若槻のバラエティ番組内での必死な姿勢が矢部にハマらなかったことが「トラウマ」のようで、ゲストが長々とトークを続けると、矢部はすかさず退屈そうな表情を浮かべていたという。自身の全盛期ともいえる2000年代前半を「あの時代って、イタいグラドル多かったじゃないですか」と振り返る若槻。当時はそうした“イタいグラドル”によるチグハグなトークを優しくフォローするMCが多かったものの、「矢部さんだけは爪を噛み始めて『それ、いけるん?』みたいな(反応をする)。絶対入ってこない。爪噛む時点で口を塞いでますから。入ってくるつもり、全くないじゃないですか。それが毎回、なんかトラウマで」と、矢部からの仕打ちを嘆いた。
その後、若槻は2010年頃より徐々に芸能界での活動を休業。2015年12月に4年ぶりのテレビ出演を果たし、「(芸能界に)帰ってきたら、矢部さんが結婚されててお子さんがいて。すごいパパになってて、『おぉ、若槻、元気か!』みたいになってて、全然人が違った」と矢部からの当たりが変化していたという。
「若槻は2016年8月13日放送の『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)に出演した際も、休業前に共演NGを出していたタレントとして矢部の名前を挙げ、その理由として前述したトークへの無関心を説明。これに矢部は苦笑しながら、若槻への冷たい対応が『無意識だった』とし、若槻に限らず『多分、全員にやってます。申し訳ございませんでした』と平謝りしていました。ネットでは、この若槻の告白を受け、矢部がMC中に爪を噛む姿を見かけたことがあるとの目撃談が出たほか、若槻の不義理な姿勢を指摘する声も散見。『めちゃイケ』の名物企画、抜き打ちテストでのおバカ回答により、若槻の知名度が一気に全国レベルに飛躍した経緯があることから、『当時めちゃくちゃたくさんいたグラドルで消えなかったのはめちゃイケのおかげやん』との指摘や、『こんなの告白して何の得があるのかな?』『それを言うなら、若槻のこともずっと嫌いだった人もいるよ。テレビでいらんこと言ってると自分にブーメランで返ってきそうね』『あんたも芸能界戻ってくる前はなかなかの態度やったやん笑』『ずっと嫌いだったと言われる本人やその家族の気持ちを考えたことはあるのかな』などの苦言が寄せられています」(テレビ誌ライター)
あくまで過去の不仲として矢部の名前を挙げた若槻だったが、視聴者にとっては不快感を覚える発言だったようで、「自分は若槻のほうが苦手」とのカウンターパンチも食らう格好となってしまったようだ。
(木村慎吾)