「数円を節約したって貯金なんてできない!」と思っていませんか? 千里の道も一歩から。日々生活費を切り詰めて貯金を捻出しても、あらゆるところで無駄遣いが生じていては効率よく資産形成できません。今すぐできる、毎日続けられる次のようなことで意識を変えると、数年後、数十年後に大きく差が開きますよ。
■水を出しっぱなしにしない
食器洗い中、シャワーで体を洗っている間など、使わないのに水(お湯)を出しっぱなしにしている時間を“ゼロ”にすることができれば、水道代を最低限に抑えることができます。この節約法の大きなメリットは、日々の生活で最低限必要な水の量を知ることができること。何となくたくさん使うのではなく、必要量を見える化しておくことで、確実に必要な予算を把握しやすくなり、多く使用する月の費用も算出しやすくなります。
■洗濯物は1回に集約
毎日2~3回洗濯機を回すのと、1回だけ回すのとでは、電気代も水道代も大きく変わります。洗濯機が故障するほど洗い物を詰め込み過ぎては、修理代や買い替え費用で逆に出費がかさんでしまいますから、1回を適正な最大量にした上で1日何回洗濯すれば足りるのかを知っておきたいもの。それ以上に回すことがないように、“できるだけまとめて行う”意識で日々取り組むと、無駄を省きやすくなりますよ。
■茹でるを「レンジ」に変える
茹でたい食材の量が多ければ多いほど、水も時間もたくさん必要になります。大量のお湯を沸かして大量の食材を柔らかくなるまで茹でるなら、電子レンジを活用して短時間で済ませる方が費用はかかりません。とくに、夏は大量のお湯を沸かすことで部屋が暖まり、クーラーの電気使用量が高くなってしまうことも念頭に置いておきたいもの。少し水分を含ませてレンジで柔らかくする方法を取り入れることで、時短にも節約にも貢献できます。
ちょとした節約でも、毎回、毎日となると長期戦では大きな差が生まれます。まずは小さなところから続けることで、節約体質になれるというメリットも。ぜひ今すぐできることで実践し、成功体験を積み重ねてください。
(Nao Kiyota)