ダイエットに励んでいても、生理前になると体重が増加して悩んでいませんか?
生理前はホルモンバランスの変化によってイライラや空腹を感じやすく、普段よりも不調やストレスも感じやすいため、甘いものを食べたくなりがち。また、体内に水分を溜めやすくなるため、体脂肪の量に変化がなくてもむくみや体重増加に悩まされやすくなります。そんな生理前の時期でも、次のような対策を講じることで、ダイエットを前向きに進めやすくなりますよ。
■たっぷり食べてよいものを準備しておく
イライラや食欲にまかせて甘いものばかりを食べ続ければ、体脂肪の増加を防ぐことは難しいもの。でも、代謝を高めるのに役立つビタミンやミネラル、食物繊維が豊富で低カロリーな野菜や果物、海藻、きのこ類を積極的に取り入れると、太りにくく体調を整えやすくなります。生野菜サラダや温サラダ、スープなど、数種類の料理を準備しておくと飽きずに続けやすくなります。
■カリウムの豊富な食材でむくみを防ぐ
生理前の時期は体内に水分を溜め込んでむくみやすくなるため、何もしなくても体重増加に悩まされることも。そんなときは、バナナやキウイ、アボカド、ブロッコリー、干しひじきやわかめなど、カリウムが豊富な食材を取り入れて水分の溜め込み過ぎを防ぎましょう。とはいえ、カリウムばかりを過剰に摂っていては健康を害する可能性がありますから、バランスよくメニューに取り入れるようにしてください。
■ストレッチや軽い運動を取り入れる
体液循環が滞ると、代謝が低下して太りやすくなります。とくに、むくみが気になる日は体を大きく動かして、体内の水分をスムーズに循環させてあげましょう。生理前は不調も感じやすいため、激しい運動は避け、ストレッチや軽いジョギングなど、無理せずに取り組めて全身を大きく動かすことができる運動を選ぶとよいでしょう。
生理前の状態を理解して対策を講じていけば、不安を感じることなくボディラインを整えていくことができます。制限を設け過ぎるとストレスを溜め込みやすくなりますから、無理をせずにできることからスタートして、ぜひ心地よく続けられる仕組みを作っていってください。
(美容・健康ライター Nao Kiyota)