妊娠中の食べ過ぎはどうしていけないの?

 妊娠中は、お腹の赤ちゃんのためにもしっかり食事を取りたいもの。一方で、体重管理には気を付けなければなりません。

 食べた方がいいのか、控えるべきなのか、「どっちなの!?」と困ってしまいますよね。実は、悪阻を乗り越えてたくさん食べられるようになったら、栄養バランスに気を使いつつ、食べ過ぎを防ぐことが大切なのです。

 妊娠中の食べ過ぎは、母子ともに次のような危険があります。ちなみに、これらは検診時に助産師さんから説明を受けたり、母子手帳の取得時に資料をもらったりすることで、妊娠した際に知ることができます。

■妊娠高血圧症候群になりやすい

 妊婦健診では毎回血圧を測定することになりますが、食べ過ぎで体重が増加し過ぎると高血圧を起こしやすくなります。母体にも、子どもにも悪影響を起こすため、注意が必要です。

■巨大児が生まれやすい

 母体内の栄養が豊富になれば、胎児にもたっぷり栄養が運ばれるようになります。胎児の成長には十分な栄養が必要ですが、これが過剰になると子どもが大きくなり過ぎるなどのトラブルが起こります。

■腰痛などのトラブルを起こしやすくなる

 内臓脂肪が増えることで、それを支える腰に大きな影響が。体重の増加が大きいと、それだけ母体に大きな負担がかかります

■微弱陣痛になりやすい

 分娩時の陣痛が微弱になりやすく、分娩にかかる時間も長くなってしまいます。

■産道が狭くなる

 脂肪によって産道が狭くなると、スムーズに分娩が進まなくなる危険性があります。

■分娩時の出血が多くなり、産道破裂の縫合が困難になる場合も

 生まれてくる赤ちゃんが大きいことで、産道が傷付きやすくなります。

■生活習慣病のもとになる

 妊娠中に限らないことですが、母体の健康状態が悪くなる可能性があります。

 どのトラブルも、体重が増加し“過ぎる”ことで起こることです。体重の増加スピードに問題がなければ、自然と増えていくことに問題はありませんので、検診時に医師のアドバイスをよく聞くことが大切です。

 一方で、逆に体重が増えなさ過ぎることも多くのトラブルを招きます。体重の増え過ぎを注意されるようになったら、都度調節するつもりで必要な栄養素は取り入れるようにしましょう。体重の増加を記録しながらも、ぜひ食事を楽しんでくださいね。

(Nao Kiyota)

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