あなたは、毎月会社からもらった給与明細、きちんと保管していますか?
バラバラでどこにいったか分からない状態では、損することも出てきてしまいます。でも、「なんであんな紙切れをとっておかないといけないの?」と疑問に思うかもしれませんね。それは、次のような理由からなんです。
■計算間違いのこともある
給与明細には、給与の額だけでなく所得税や住民税、年金など、差し引かれた分も記されています。しかし、人間が行うことですから、経理担当者が税金の計算などを誤ることもあります。もし転職などをした場合、次の職場でその誤りが発覚することもあり、そういったときに給与明細が必要になるのです。
■総支給額の確認時に必要になることも
給与は銀行口座に振り込まれることが一般的なため、通帳に履歴が残っているから大丈夫だと思っていませんか。しかし、給与明細には総支給額と控除額の両方が書かれていて、給与明細がないと総支給額は分からないのです。ローンの契約などの際には、総支給額を聞かれることもあります。そんなとき、給与明細が役立つのです。
■源泉徴収票の代わりとして確定申告で使える
ふるさと納税などの際、自分で確定申告をする必要が出てくる場合もあります。その際、源泉徴収票が必要になります。しかし、源泉徴収票を紛失してしまったら……。そんな場合、給与明細を資料として代用できるので、いざというときにも使えるのです。
このように、給与明細は自分のためにとっておくべきです。毎月しっかりとまとめて、分かりやすいように保管しておきましょう。