どんなことでも、子どもに“継続”させることは難しいことですよね。好きなことでないと続けにくいとはいえ、好きだからといって続くとは限りません。子どもが興味を持ったことに対して、得意だと思えるまで努力をし続けることができるようサポートするには、次のような工夫がオススメです。
■憧れの存在と出会えるように後押しする
どんなことも、練習なしに最初からスムーズにいくとはいかないもの。ある程度上達するまでには、ラクではない練習の日々を乗り越える必要があることがほとんどです。「あの人は苦しいはずなのに努力を続けていてすごい!」「頑張って、あの人みたいに上手になりたい!」。そんな憧れの存在があるのとないのとでは雲泥の差。同じ世界で頑張っている同志や、活躍している先輩との交流の場を積極的につくることで、子どもは自分の状況だけで判断せず、前向きに考えやすくなりますよ。
■親も一緒に学ぶ
ただ「やりなさい」と言われるだけでは、子どもは前向きになりにくいもの。一緒に研究してくれたり、同じように努力してくれたりする存在は大きな勇気になります。子どもと同じことをするのが難しい場合は、別々の分野でお互いに頑張るのも一つの方法です。同じ空間でできることならば、“目標に向かって頑張る時間”を設け、それぞれが練習に打ち込むようにするのもいいですね。
■定期的に振り返る
たとえ「一生懸命頑張っているのに全く成果が出ない!」と子どもが思っていたとしても、努力の日々を見守ってきた大人だから気付ける成長や変化があることでしょう。定期的に日々の取り組みを振り返り、「ここがスムーズになったね」「こういうところ、努力しているよね!」などと言葉にして伝えるようにすると、目標に向かって前進していることを実感しやすくなります。
代わりにやってあげることができないからこそ、子どもが「自分で成長したい」と思えるようにサポートすることが大切です。お互いに夢や目標に向かって切磋琢磨し、励まし合うような存在を目指して、子どもの日々の取り組みをサポートしてはいかがでしょうか。
(Nao Kiyota)