11月28日に東京・渋谷区で救急車を蹴ったとして器物損壊の疑いで現行犯逮捕されたシンガー・ソングライターの鬼束ちひろ。事件の第一報の後、次々と報じられる“心の不安定さ”にネットでは戸惑いの声があがっている。
同月30日にニュースサイト「東スポWeb」で報じられた内容によると、鬼束には“蹴り癖”があり、「昔から何かしゃくに障ると、そのへんにあるものをやたらめったら蹴っていました」という“鬼束を知る関係者”の証言を紹介。さらに続報として警察署に連行された鬼束は薬物検査を行ったが結果は陰性、飲酒もしていなかったという。
ネットではこれらの内容に対して《ただのやばいやつじゃん》《もともと不安定な人なのかな。そっとしておいたほうがよさそう》《個人的には薬物をやってないのに救急車を蹴るという心理状態がますます理解出来ず、逆に不安なんだが》《シラフでこういう蛮行ができるってのもそれはそれで驚愕だけど》といった驚きと戸惑いの声が殺到している。
「鬼束は11年に自伝的エッセイ『月の破片』を上梓。そこにはマネージャーの車のフロントガラスを素足で蹴破ったエピソードもつづられ、“鬼束キック”はその頃から健在だったことがうかがえます。ほかにもパニック障害や不眠症、自死未遂といった出来事も明かされ、豪快な行動を取る一方で繊細な一面が垣間見えます。鬼束の楽曲の独特な世界観は、そういった複雑な精神世界だからこそ形作られているのかもしれません。
過去の行状や振る舞いなども含めて鬼束は一般的には変な人、危ない人扱いになっていますが、楽曲を待っているファンも多く、今回のことでは《今回の事件は本当に残念です。それとは別にこの方の歌が好きです》《しっかり反省したら、また素敵な歌を届けてほしい。待っています》《周りは才能を売り物にするだけじゃなく、しっかり支えてあげてほしい》といった声も多数あがっています」(芸能記者)
鬼束にファンの声は届いているのだろうか。
(柏原廉)