タレントのDAIGOによって自民党内にあった“竹下ブランド”が完全消滅を迎えようとしていることを11月27日、ニュースサイト「東スポWeb」が報じた。
同記事によるとDAIGOの祖父にあたる竹下登氏が率いた“竹下派”が発足させた“経世会”。その流れを汲む“平成研究会”で登氏の弟である亘氏が18年から会長を務めていたが今年9月に死去。11月25日に行われた総会で新たに茂木敏充氏の会長ポストへの就任を決定し“茂木派”が発足されることとなったため、“竹下ブランド”は完全消滅の時を迎えようとしているというのだ。
DAIGOが政界進出すれば、消滅を防げたかもしれないが、腰は重いまま。10月31日に投開票された衆院選では、“竹下王国”である地盤の島根2区は高見康裕氏が“後継者”として当選。これによりDAIGOの地盤はなくなってしまったといい、竹下ブランドは消滅となる見込みだという。
ネットでは同記事に対して《いいと思う》《むしろ政界進出しないほうが英断》《北川景子の女優としてのイメージにも影響することだしね》《そもそもが竹下姓の孫じゃないじゃんDAIGOは》などDAIGOが政界へ進出しなかったことを支持する声が圧倒的だ。
「DAIGOは10月の衆院選の直前に朝の情報番組『ZIP!』(日本テレビ系)の木曜パーソナリティに就任しており、その時点で『本人にその気がない』ことが明らかでした。芸能人が立候補する場合、公平性を担保するためにレギュラー番組は全て降板するものだからです。さらにさかのぼると、昨年5月に写真週刊誌『FLASH』がDAIGOの実家をたずねて実母に取材していますが、DAIGOの政界転身の可能性について『そんな力はないと思います』『そういう気はないと思いますよ』と完全否定。もっと言えばDAIGOは竹下家の血を継いでいるとはいっても、母方の家系であって本名は『内藤大湖』。竹下姓でもないため、周囲が一方的に騒いでいるだけというのが真相のようです」(芸能記者)
過去に何度となくささやかれてきたDAIGOの“政界進出説”だが、周囲の“WISH”(願い)もむなしく最初からDAIGOには届いてなかったようだ。
(柏原廉)