赤ちゃんの健康的な発達のためにもママの健康維持のためにも、大切なのが食事を“よく噛んで”食べること。この効能は、実は消化を助けることだけではないんです。詳しくみていきましょう
■唾液の分泌がよくなる
噛めば噛むほど、口内に唾液が分泌されます。唾液には口内を清潔に保ち、虫歯を予防する効果が期待できます。
■歯茎のマッサージになる
歯磨きだけでなく、よく噛むことでも歯茎のマッサージ効果が期待でき、歯肉炎予防に役立ちます。
■食べ過ぎ・肥満の予防
ゆっくりたくさん噛んで、よく味わって食べることで食事の満足感が高まり、食べ過ぎ防止につながります。また、食事の幸せをしっかり感じることもできます。
■味覚の発達を促す
食材の味を確認するためにも、しっかり噛むことが必要です。美味しさをじっくり楽しむことで、心を安定させる効果も期待できます。
■脳の発達をサポートする
よく噛むことで脳が刺激され、血行がよくなって栄養素や酸素がたっぷり供給されるようになります。とくに朝はその日のエネルギー源を補給する重要な時間帯なので、しっかり食べて集中力や注意力を高めましょう。
口腔内の健康維持や発達、味覚の育成、肥満予防や心の安定にまで役立つ“噛む”という行為。普段意識せずに食事をしている人ほど、家族のルールなどにして全員で大切にしたいものです。
離乳食を始めたばかりの赤ちゃんは、噛むことに少しずつ慣れながら学んでいきます。最初から硬いものを食べさせれば、歯や顎が強くなるとは限りません。むしろ、しっかり噛まずに飲み込んでしまうようになるため要注意。できることを見定めて、時期にあった食べ物でトレーニングしてくださいね。
(美容・健康ライター Nao Kiyota)