「秋まで続けてきた運動習慣を途絶えさせたくない」「冬でも子どもと一緒に外で遊びたい」など、冬でも体を動かしたいという方は、冷えによる不調や怪我の予防を意識したいものです。楽しく運動して翌日以降も元気に過ごすために、次のような対策を行うのがオススメです。
■入念な準備運動で体をほぐす
寒さで縮こまっている体をいきなり大きく動かすと、怪我をしやすくなりますので要注意。ストレッチや体をゆっくり大きく動かす運動で、まずはしなやかな状態に体を整えましょう。特定の筋肉をじっくり伸ばしたい場合はストレッチが、全身の筋肉をバランスよく動かしたい場合はラジオ体操がよいでしょう。
■夏と同様、こまめな着替えを
体を動かせば、冬でも汗をかくものです。夏ほど発汗が目立たないため、放っておいてしまいがちなのが大きな注意点。知らず知らずのうちに体温が奪われ、不調を起こしやすくなります。できれば、夏よりもこまめに下着や服の状態を確認し、寒さを感じる前に着替えるようにしましょう。子どもは自分で気付けないこともありますから、時間を決めて着替えるようにするのもよいですね。
■水分補給も忘れない
汗対策と同様、こまめな水分補給も忘れずに。夏よりも喉が渇く実感がなかったり、たくさん飲めなかったりしますから、少しずつこまめに取り入れることが大切です。冷えやすい人や外で活動している場合などは、常温または温かい水かお茶を飲むのがよいでしょう。温かいハーブティーや白湯を取り入れて体内を温め、代謝を促すのもオススメです。激しい運動をする場合は、塩分やミネラルの摂取も忘れないようにしましょう。
寒さに気を取られて体を自在に動かせなかったり、知らず知らずのうちに水分不足に陥ったりと、冬の運動には注意したい事項が多い一方で、筋力や体力の維持・向上にはぴったりです。怪我や不調には注意しつつ、楽しんで取り組んではいかがでしょうか。
(Nao Kiyota)