タレントの上沼恵美子が12月13日放送のラジオ番組「上沼恵美子のこころ晴天」(ABC)に出演し、11日放送の「ジョブチューン ~アノ職業のヒミツぶっちゃけます!」(TBS系)の内容に対して物申す場面があった。
12月11日放送の「ジョブチューン」では、「大人気飲食チェーンの看板商品VS超一流料理人」と銘打ち、スシローやガスト、バーミヤン、シャトレーゼなどの人気チェーン店の看板商品をプロの職人たちが「値段に見合った本当に美味しい料理かどうか」をジャッジするという人気企画を放送。
審査員を務めた一流料理人たちは、その場で商品を味見した上で熟考し、「合格」か「不合格」の札をチョイス。忖度なしの“ガチな判定”が見られるとして、好評を博してきた企画だが、大のシャトレーゼファンだという上沼は、「ダブルシュークリーム」に対する判定結果に不服があったようだ。
出演した7人の審査員のうち、5人が同商品を「不合格」とジャッジ。しかし、「シャトレーゼは何を食べても美味しい」と語る上沼は、放送を見るまではダブルシュークリームを食べたことがなく、試しに購入して味をチェックしたところ、「え、どこが不合格なんって。もう合格中の合格。大合格です。しかも税金入れて110円。いま100円で何が買える?」とそのコストパフォーマンスに感動。5人が「不合格」とした判定結果に驚いてみせた。
大きな注目が集まる中での審査員という重責に対する理解は示しつつも、「300円って言われても安いなと思いますよ。別に私が大金持ちだから言ってるわけじゃないですよ」と冗談交じりにコメントし、シャトレーゼへの深い愛情をうかがわせた。
「漫才日本一を決する年末の『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)では、長く審査員を任され、ときに激辛な論評で芸人を叱咤激励することもある上沼。しかし、シャトレーゼに対するジャッジは“甘々”なのか、番組では惨敗となってしまったダブルシュークリームを絶賛しました。もともとはシャトレーゼが誇る超人気商品で、噛むたびに独特の食感が楽しめるアイスバー『チョコバッキー』(税込64円)を食べて以来、シャトレーゼファンになったようで、意外にも庶民派であることが判明。
そんな上沼による『ジョブチューン』への異議申し立てには、ネットからも共感コメントが相次ぎ、『上沼さんに賛成! 仮に審査員が一流だとしても、安価で大量生産の洋菓子と同じ土俵で評価することがおかしい』『シャトレーゼが企業努力しているのは間違いない』『上沼さんが仰る通り、ダブルシュークリーム確かに美味しかった!』『私もあれが不合格だなんて思いません。あのボリュームなので、超合格です』などの声や、『プロの意見に合わせずに、どこが不合格なのかわからないって言える上沼さんはさすが』などの声もありました」(テレビ誌ライター)
シャトレーゼにとっては番組内での「合格」よりも、“関西の女帝”からの「大合格」のほうが、はるかに宣伝効果があるかもしれない。
(木村慎吾)