好きな人ができたとき、自分から気持ちを伝えるのは得意ですか?
「恥ずかしくてなかなか素直になれない……」という人もいれば、「好き過ぎて“好き避け”をしてしまう……」という人もいるのではないでしょうか。ですが、それはとてももったいないこと。相手に好きになってもらうためには、自分から好意を伝えるべきなんです。
■好意の返報性
心理学には「好意の返報性」という理論があります。簡単にいうと、“人は相手から好意を与えられると、自分も好意を返したくなる”という気持ちのことです。つまり、自分から好きだという気持ちを伝えれば伝えるほど、相手は「こんなに好意を持ってくれているんだから、好意を返さなきゃ!」と思うということなんです。
■重過ぎる気持ちはNG
ただし、この好意の返報性をテクニックとして使うには、気を付けなければならない点もあります。それは、相手に“重たい”と思われないこと。まだお互いによく知り合ってもいない間柄で、相手から毎日「好きだよ」とか「○○さんっていいよね」などと言われ続けたら、どんな風に感じるでしょうか? 多くの人が、「なんか重い……」「ちょっと怖い」と感じてしまうはずです。
■さり気なく褒めて!
好意の返報性を上手に恋愛に取り入れるコツは、相手をさり気なく褒めること。例えば、相手の持ち物について「センスいいですね」「今日の服、よく似合ってます」と言ってみる。仕事を頑張っている姿を見たのなら「いつも一生懸命な姿を見ていると、私までやる気をもらえます」なんていう言葉がけもよいかもしれません。一番のポイントは、「私はあなたのことが気になっていますよ」と伝えることなのです。
好意の返報性は恋愛で使いやすいテクニックですが、あからさま過ぎると引かれてしまうこともあります。バランスを取りながら、重たくなり過ぎないように気を付けて使ってみてくださいね!
大山奏(おおやまかなで) 大学で心理学を専攻し心理カウンセリングを学ぶ。心理学を恋愛やライフスタイルに応用して楽しむ方法をいつも考えている。アロマテラピスト、カラーセラピスト、整体師でもある。多くの媒体で恋愛コラム、ハウツーを執筆中。