元カレの悪口ばかり言う女性ってよくいませんか?
「あれほど尽くしたのに、浮気されたのよ」「私と結婚したいと言っていたのに、急にしないって言いだしたの」「LINEしても全然返事がこなくてイライラしてたわ」
出てくる出てくる……。関係がダメになった相手の悪口って、いくらでも出てきますね。人間って不思議なもので、“今の自分を肯定したい”と思うほど、誰かを否定してしまうときがあります。自分に自信がないから、誰かにダメ出しすることで“自分の正しさ”をアピールしようとしているわけです。
「あの人のこういうところはダメ。それとは違う私は正しい」という図式を作れば、自分がまずは納得できるし、周囲も納得してくれるような気がしてしまうんですよね。
でも、冷静に考えて欲しいのです。今のあなたがあるのは、過去のあなたのおかげ。過去のあなたが選択し、関係してきた人たちの影響を受けて、今のあなたがいます。つまり、元カレを悪く言うのは、今のあなたを否定することにつながりませんか? 分かりますけどね。否定したくなる気持ちは。
でも、逆の立場になって考えてみてください。会えばいつも誰かの悪口ばかりの人ってどう思いますか? 魅力的ですか? また会いたい、また話したいと思いますか? それより、悲しみながらも過去は過去とケリをつけて今の毎日を楽しみ、未来に期待をしている人のほうが、断然会いたくなるし、話したくなりませんか?
元カレの悪口を言う人は、仕事の愚痴や家族、友だちの愚痴も多いです。それでは絶対に同性からは好かれません。まずは、同性に好かれないと。同性に好かれる女性は、確実に男性からモテるようになるからです。
愚痴を言うより感謝の気持ち。悪いところを指摘するより、いいところを認める。間違いを指摘するより、許してあげる。そんなふうに明るく生きる女性が、好印象なのです。
ポジティブという言葉が蔓延気味の世の中ですが、ここはひとつ、ネガティブな気持ちをグッとこらえて、未来をみつめましょう。そんなあなたに、運は巡ってきますよ。きっと、巡ってきます!
安藤房子(あんどう・ふさこ) 恋愛心理研究所所長。離婚を機に日本初の恋愛カウンセラーとして独立。メールカウンセラーの草分け。心と身体両面からのアプローチで婚活・恋活女子を応援。著書は韓国・中国でも翻訳出版。心理テストの作成やメディアでMCとしても活躍中