歌手でタレントの和田アキ子が1月8日放送のラジオ番組「アッコのいいかげんに1000回」(ニッポン放送)に出演し、新幹線車内での飲食ルールについて物申した。
和田は、昨年末に大阪で行われたライブから帰京する際の出来事を回想。普段は、帰りの新幹線でおつまみや軽食を食べ、プチ宴会を楽しむのが恒例で、その日も新大阪駅構内でタコ焼きを買おうとしたという。
しかし、タコ焼き屋の店に「新幹線車内でのお召し上がりはご遠慮願います」との注意書きがあるのを発見。和田は「ええーって。なんかニオイがダメだっていうのよ。しかも、そのお店に書いてあるのって、可哀想だと思わない?」と不思議がり、「でもね、大阪へ向かう前にね、私たちは東京駅の大丸でいろいろなお弁当とお漬物を買って、車内で食べるんですよ。このニオイはいいのって思ったんですけど」と指摘した。
また、「大阪っていうたら、タコ焼きか、お好み焼き、イカ焼き、豚まん。『豚まんのニオイが嫌や』って1回、新聞に載りましたよね。でも、そんなこと言うんなら、シュウマイはどうなのよってなるよ」とし、周囲に気を遣いながら満席の車内で飲食したという。続けて、「何のニオイがよくて、何のニオイがダメなんだろう」とし、「ちょっと腑に落ちない。『これがダメです』ってハッキリ言ってくれたら守るけど、なんかあやふやで。基準は何なんでしょう」と問いかけていた。
「新幹線車内での飲食について、ルールの基準が曖昧だと嘆く和田ですが、タコ焼きや豚まんが敬遠されてしまう理由は、そのニオイが湯気となって周囲の空間を漂ってしまう点にあります。一方、横浜の名物である崎陽軒のシュウマイ弁当や、一般的な駅弁などは冷めている場合がほとんどで、あまりニオイが気になることはありません。
ネットでも、この点を指摘するものが多く、『どのニオイがいいとか悪いとかじゃなくて、密室空間になるんだから必要以上にニオイを出さないように配慮するのがマナーじゃないの?』『肉まんとかタコ焼きはアツアツを食べるから、湯気で匂いが広がるのに対し、お弁当は冷めたのを食べることが多いから、匂いも抑えられているんだと思う』などの声が散見。しかし、多くは、そうした食べ物よりも、和田が日常的に新幹線で楽しんでいるという『プチ宴会』について『そっちのほうがイラつく』『自分はプチ宴会だと思っても、周囲はただの宴会にしか見えないかもよ』『プチ宴会をするのが恒例って‥‥この時点でほかの乗客のことを何も考えてないじゃん』『和田さんが物凄く疲れていて眠い時に、隣で一般人がプチ宴会して食べ物の匂いがしてきたら確実に激怒しそうですよね』などとツッコミが集まっています」(テレビ誌ライター)
「駅弁として売ってる範囲なら好きなもの食べたらいいよ」との声もあるが、満席時には周囲への影響を考えつつ、食べる物の種類は慎重に選んだほうが無難と言えるかもしれない。
(木村慎吾)