「ORCON NEWS」が1月28日、第14回「好きな司会者ランキング」を発表し、タレントのマツコ・デラックスが3連覇を果たした。
同ランキングの調査期間は2021年12月16日から同21日までで、10代、20代、30代、40代、50代の男女、計1000人を対象としたもの。全ての年代層から1位に選ばれる圧倒的人気を見せつけ、10代女性による「自分の知らないジャンルのことにも理解を示してくれるから」との声や、20代女性の「一般人へのツッコミにも愛を感じる。優しさと毒舌のバランスがちょうどよく、安心して見てられるから」といった理由が紹介されている。
なお、マツコに続く2位には好感度抜群のお笑いコンビ・サンドウィッチマンが選ばれ、3位以下は有吉弘行、明石家さんま、ダウンタウン、安住紳一郎、タモリ、ウッチャンナンチャン・内村光良といった面々が並んだ。
「トップ10のうち、お笑い芸人以外からのランクインはマツコと安住アナの2人のみで、とりわけ多く寄せられたのは、マツコの嫌味のなさと博識ぶりを讃える声でした。特に『マツコの知らない世界』(TBS系)では、各分野の専門家にも引けを取らないマニアックな情報を随所で披露。MCのマツコとプレゼンターのゲストの2人のみで番組が成立するだけの力量があり、局からすると、余計なひな壇タレントを起用せずに済むことから、制作費を抑えられるというメリットもあるでしょう。
また、どの番組においても他者を貶めるような問題発言はなく炎上のリスクも低い。ネットでも、共演者やゲストに対する配慮と絶妙な毒の吐き方、さらに知識の豊富さを讃える声が大半で、『素人イジりが本当に上手い』『マツコの毒舌は相手を貶めるような攻撃性の強いものとは違うからね』『誰にでも合わせられる、素人もイジれる、何気に博識、礼儀もわきまえてる、空気も読める、厳しい意見も言える。きっと苦労と努力の人なんだと思う』『たまに専門家よりもその分野に詳しいことがあって驚きます』『知識が広いからトークに幅を持たせられる』などの反応が集まっています」(テレビ誌ライター)
現在、7本のレギュラー番組を抱え、そのうち5本は自身の名を冠した冠番組という人気を誇るマツコ。10年以上にわたって安定した活躍を続けており、時代に調和した言動もまた、彼女の快進撃を支える要素なのかもしれない。
(木村慎吾)