「鎌倉殿の13人」山本耕史も驚く細かすぎる時代考証!現代語の会話はアリ?

 俳優の山本耕史が1月27日、人名探求バラエティ「日本人のおなまえ 『鎌倉殿の13人』SP」(NHK)にゲスト出演。鎌倉時代の名前の付け方について驚くひと幕があった。

 NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の中で三浦義村役を演じている山本。番組ではドラマとのコラボとして「『源氏』『平氏』おなまえ誕生秘話」を紹介。姓としての「源」や「平」のルーツ、「源」側であるはずの山本演じる三浦義村の姓が実は「平」であることなどが明かされた。

 共演の名字研究家の森岡浩氏は「姓というのは天皇からもらった公的なもの。対して名字っていうのは自分で名乗っているもの」と説明。さらに「例えば菅原道真(すがわらのみちざね)とか平清盛(たいらのきよもり)とかいうふうに、昔の人って“の”が入りますよね。なんとか“の”って入るのが姓です。足利尊氏とか徳川家康って“の”が入らないじゃないですか。これは名字です」と違いを説明し、山本を驚かせた。

 しかし、今回の大河ドラマでは名字の後にも“の”が付く呼び名になっており、これに対して森岡氏は「源平合戦の頃は姓と名字が入り乱れています。ですからかなり混乱しているんです」とリアルな時代考証の結果であることを説明。

 これに対して山本は撮影中のエピソードを披露。台本に書かれていた「畠山重忠」という名前をセリフで言ったところ「時代考証の方が来て“の”を入れてくださいって」と指導されたことを明かした。山本はその時、「ただそれが決まりだと思ってただけで。なんかね、その辺が僕も‥‥」と混乱があったという。しかし「今、それを聞いてなるほどなと思って」と納得。さらに「それドラマでちゃんと説明するべきですね」と提言していた。

 視聴者からは《ほんと勉強になりました》《たまたま番組を見てたけど姓と名字の違いってそういうことなのねと興味深かった》《歴史オタクの三谷氏だからこんな間違えしないだろって思っていましたが、そういうことなのね》など番組の内容に納得の声が続出。その一方で《時代考証の人はそういうところは指摘するけど、「平氏をぶっ潰すぜ」みたいなセリフはOKなんだね》といったツッコミもあがっている。

「今回の大河ドラマが始まった時、最初に批判されたのが『大河らしくない現代語の会話が気になる』というものでした。特に槍玉に挙げられたのが初回の『平家をぶっ潰すぜ!』『首チョンパ』『ぞっこん』といったセリフ。脚本家の三谷氏はこの批判に対して、エッセイ『三谷幸喜のありふれた生活』(朝日新聞)で時代考証とともに説明しています。

 それによると『重々しい会話を求める皆さんの気持ちもわかる。そういう大河があってもいい。でも一見、時代考証に基づいて当時を再現したような重厚なやりとりも、実際は雰囲気でしかない。人は、かつて観た別の時代劇の空気をそこに求めているに過ぎない。なぜなら、実際の鎌倉時代の会話など誰も聞いたことがないのだから』とつづり、今回は時間制限のあるテレビドラマでは短い言葉で登場人物の個性を表現するためにわかりやすい現代語を使っていることを明かしています。その上で『平家をぶっ潰すぜ!』についても登場人物の個性を出すためにチョイスした言い回しであるとしています。こういった言い回しについても当然、時代考証チームやプロデューサーが精査して残ったものであることも明かしています」(芸能記者)

“三谷大河”はその時代のリアルさを求めながらわかりやすさも考え抜いて制作されているようだ。

(柏原廉)

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